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更新日：2025年10月29日

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研究企画部

研究企画部は、令和2年4月に、がん研究部と環境保健部を統合して設置されました。
これまで、両部で行ってきた試験研究など、以下の業務を行っています。

  1. 研究、研修及び技術指導の企画調整
  2. 先天性代謝異常に関する検査、調査・研究
  3. 環境変化が人の健康に及ぼす影響の調査・研究
  4. 健康危機管理情報の収集・評価・提供（感染症情報センター業務含む）

<ページ内リンク>

トピックス

感染症疫学関連

新生児マススクリーニング検査関連

行政および依頼検査

新生児マススクリーニング検査

新生児の先天的な代謝異常症・内分泌疾患を早期に発見し、障害発生を未然に防止するため、県内で出生したすべての赤ちゃんを対象に、新生児マススクリーニング検査を実施しています。詳細はこちら（試験検査のページ）をご覧ください。

神通川流域カドミウム汚染地域住民健康調査

環境省と富山県は、イタイイタイ病が多発した神通川流域に居住する住民の健康調査を毎年行っています。当所では、尿及び血液の検査を行っており、検査結果は住民の健康管理に役立てられています。また、患者認定申請及び要観察者管理検診に伴う検査も行っています。詳細はこちら（試験検査のページ）をご覧ください。

調査研究

先天性代謝異常症等のマススクリーニング検査法に関する研究

新生児マススクリーニング検査の対象となっている疾患には、緊急性の高い疾患が多く、早期に医療対応が必要となります。そこで、緊急性がある疾患かどうかを早期に判別するため、新生児マススクリーニング検査の指標とは別の指標を使った二次検査法について検討しています。

感染症発生動向調査データを活用した疫学的解析

例年と異なる傾向が認められる疾患や集団感染を探知された疾患などを対象に、医療機関から報告される、感染者の性別、年齢、職業、症状、感染経路等のデータを解析し、県内で流行している感染症の特徴、傾向を明らかにする調査研究を実施しています。

全国がん登録データを用いた県内のがん罹患状況のとりまとめと調査研究に向けた検討

全国がん登録データを集計し、本県のがん罹患状況の特徴、傾向等を調査・解析するとともに、生活環境等の他の疫学情報との関連に関する調査について検討しています。

業績

学術論文

2023年

  • Tamura K, Inasaki N, Itamochi M, Saga Y, ShimadaT, Yazawa S, Sasajima H, Kawashiri C, Yamazaki E, Ichikawa T, Kaya H, Yamamoto Y, Morinaga Y, Yamashiro S, Nomura S, Takeda S, Itoh H, Hirota K, Horie Y, Hirano N, Sekizuka T, Kuroda M, Tani H, Oishi K. Impact of COVID-19 and closed transmission of SARS-CoV-2 during the first wave in Toyama Prefecture, Japan, March 30 to May 18, 2020. Jpn J Infect Dis. 2024 March 21;77(2):75-82. doi: 10.7883/yoken
  • Miyahara R, Tamura K, Kato T, Nakazaki M, Otani K, Ko YK, Kamigaki T, Arima Y, Tani H, Oishi K, Suzuki M. SARS-CoV-2 Variants and Age-Dependent Infection Rates among Household and Nonhousehold Contacts. Emerg Infect Dis. 2023 Aug;29(8):1648-1650

2022年

  • Kosuke Tamura, Bin Chang, Reiko Shimbashi, Hiroshi Watanabe, Yoshinari Tanabe, Koji Kuronuma, Kengo Oshima, Takaya Maruyama, Jiro Fujita, Shuichi Abe, Kei Kasahara, Junichiro Nishi, Tetsuya Kubota, Yuki Kinjo, Hiroyuki Fujikura, Munehisa Fukusumi, Tomoe Shimada, Tomimasa Sunagawa, Motoi Suzuki, Yoshihiro Yamamoto, Kazunori Oishi, and Adult IPD Study Group: Dynamic changes in clinical characteristics and serotype distribution of invasive pneumococcal disease among adults in Japan after introduction of the pediatric 13-valent pneumococcal conjugate vaccine in 2013-2019. Vaccine. 2022: 40; 3338-44. 
    https://doi.org/10.1016/j.vaccine.2022.04.062（外部サイトへリンク）（別ウィンドウで開きます）
  • Bin Chang, Kosuke Tamura, Hiroyuki Fujikura, Hiroshi Watanabe, Yoshinari Tanabe, Koji Kuronuma, Jiro Fujita, Kengo Oshima, Takaya Maruyama, Shuichi Abe, Kei Kasahara, Junichiro Nishi, Tetsuya Kubota, Yuki Kinjo, Yusuke Serizawa, Reiko Shimbashi, Munehisa Fukusumi, Tomoe Shimada, Tomimasa Sunagawa, Motoi Suzuki, Kazunori Oishi, and Adult IPD Study Group: Pneumococcal meningitis in adults in 2014-2018 after introduction of pediatric 13-valent pneumococcal conjugate vaccine in Japan. Sci Rep. 2022: 12; 3066
    https://www.nature.com/articles/s41598-022-06950-w（外部サイトへリンク）（別ウィンドウで開きます）

2021年

その他誌上発表

2023年

  • 田村恒介，大石和徳，永井英明．高齢者肺炎球菌感染症に対する定期接種率と累積接種率の推計値について. IASR 2024; 45(1): 12-14

2022年

2021年

学会発表

2023年

  • 田村恒介，常彬，新橋玲子，後藤憲志，田邊嘉也，黒沼幸治，大島謙吾，丸山貴也，仲松正司，阿部修一，笠原敬，西順一郎，横山彰仁，金城雄樹，有馬雄三，明田幸宏，大石和徳：COVID-19流行前後の成人侵襲性肺炎球菌感染症の罹患率と臨床像の比較，第97回日本感染症学会総会・学術講演会，横浜市，令和5.4.28-30
  • 高岡美紗，九曜雅子，湊山亜未，新保孝治，板鼻広美：富山県の新生児マススクリーニングにおける郵便法改正への対応とその効果，第50回日本マススクリーニング学会，新潟市，令和5.8.25-26
  • 九曜雅子，湊山亜未，高岡美紗，新保孝治，渡辺淳，服部考成：確認イオンを用いたC5アシルカルニチン分析法によるイソ吉草酸血症スクリーニング偽陽性例の判別，第50回日本マススクリーニング学会，新潟市，令和5.8.25-26
  • 田村恒介，新保孝治，大石和徳：2022/23シーズンにおける季節性インフルエンザの発生動向の特徴–富山県，令和5年度地方衛生研究所全国協議会東海北陸支部保健情報疫学部会，福井市，令和5.10.12-13
  • 田村恒介，常彬，新橋玲子，有馬雄三，明田幸宏，大石和徳，成人IPDサーベイランスグループ：COVID-19パンデミック発生後における我が国の成人侵襲性肺炎球菌感染症の血清型別罹患率の変化（2017～21年），第27回日本ワクチン学会学術集会，静岡市，令和5.10.21-22
  • 田村恒介，大石和徳：COVID-19流行前と比較した2022/23シーズンにおける季節性インフルエンザの発生動向の特徴（富山県），第93回日本感染症学会西日本地方会学術総会，富山市，令和5.11.9-11
  • Tamura K, Chang B, Shimbashi R, Arima Y, Akeda Y, Oishi K, and the Adult IPD Study Group：Epidemiological change of invasive pneumococcal disease among adults after the introduction of PCV13 in Japan, The 4th Asian Pneumococcal Symposium, Seoul, December 7-8, 2023
  • 田村恒介，永井英明，大石和徳：e-statオープンデータを活用した高齢者肺炎球菌定期接種率と累積接種率の推計，第37回公衆衛生情報研究協議会研究会，和光市，令和6.1.25-26
  • 田村恒介，新保孝治，大石和徳：COVID-19パンデミック後のインフルエンザの再流行における年齢群別発生動向（富山県），第25回富山県薬学会年会，富山市，令和6.2.10

2022年

  • 田村恒介, 常彬, 新橋玲子, 鈴木基, 山本善裕, 大石和徳, 成人IPDサーベイランスグループ: わが国の肺炎球菌ワクチンの定期接種導入と成人侵襲性肺炎球菌感染症における血清型分布の変化（2013～19年）, 第26回日本ワクチン学会学術集会, 高松市, 令和4.11.26-27
  • 田村恒介, 常彬, 新橋玲子, 山本善裕, 大石和徳, 成人IPDサーベイランスグループ: 成人侵襲性肺炎球菌感染症における致命率の減少（2013-19年）, 第65回日本感染症学会中日本地方会学術集会, 長崎市, 令和4.11.3-5
  • Kosuke Tamura, Bin Chang, Reiko Shimbashi, Hiroshi Watanabe, Yoshinari Tanabe, Koji Kuronuma, Kengo Oshima, Takaya Maruyama, Jiro Fujita, Shuichi Abe, Kei Kasahara, Junichiro Nishi, Tetsuya Kubota, Yuki Kinjo, Hiroyuki Fujikura, Munehisa Fukusumi, Tomoe Shimada, Tomimasa Sunagawa, Motoi Suzuki, Yoshihiro Yamamoto, Kazunori Oishi, and Adult IPD Study Group: Dynamic changes in clinical characteristics and serotype distribution of invasive pneumococcal disease among adults in Japan after introduction of the pediatric 13-valent pneumococcal conjugate vaccine in 2013-2019, The 12th International Symposium on Pneumococci and Pneumococcal Diseases (ISPPD-12), Toronto, 2022.6.19-23 (現地・WEBハイブリッド開催)

2021年

  • 高岡美紗, 田村恒介, 加藤智子, 笹島仁：富山県におけるRSウイルス感染症の発生状況について(2021年), 第56回富山県公衆衛生学会, 富山市, 令和4.2.18 (現地・WEBハイブリッド開催)
  • Kosuke Tamura, Bin Chang, Kazunori Oishi, and the Adult IPD Study Group: Association of Serotype with Clinical Presentation of Invasive Pneumococcal Disease in Adults, Japan. The 3rd Asian Pneumococcal Symposium, Karuizawa, 2021.12.2-3
  • 高岡美紗, 田村恒介, 加藤智子, 笹島仁：富山県におけるRSウイルス感染症の発生状況について(2021年), 令和3年度地方衛生研究所全国協議会東海・北陸支部保健情報疫学部会, 愛知県, 令和3.10 (書面開催)
  • 田村恒介, 藤田次郎, 西順一郎, 渡邉浩, 笠原敬, 丸山貴也, 窪田哲也, 石田正之, 田邊嘉也, 大島謙吾, 阿部修一, 武田博明, 黒沼幸治, 金城雄樹, 常彬, 砂川富正, 鈴木基, 山本善裕, 大石和徳：年齢と血清型による侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の臨床的特徴, 第95回日本感染症学会学術講演会, 横浜市, 令和3.5.7-9 (現地・WEB ハイブリッド開催)
  • 田村恒介, 板持雅恵, 谷英樹, 彼谷裕康, 森永芳智, 山本善裕, 大石和徳：富山県内における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の臨床ウイルス学的検討, 第95回日本感染症学会学術講演会, 横浜市, 令和3.5.7-9 (現地・WEB ハイブリッド開催)

2020年

  • 田村恒介, 常彬, 砂川富正, 鈴木基, 渡邉浩, 西順一郎, 丸山貴也, 金城雄樹, 大石和徳：成人の侵襲性肺炎球菌感染症における血清型別臨床的特徴, 第24回日本ワクチン学会学術集会, 名古屋市, 令和2.12.19-20 (オンライン開催)
  • 中崎美峰子, 大浦栄次, 澁谷直美：有機リン系農薬の尿中代謝物検出状況-10年前との比較-, 令和2年度地方衛生研究所全国協議会東海・北陸支部保健情報疫学部会, 石川県, 令和2.10（書面開催）

 

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お問い合わせ

所属課室：厚生部衛生研究所研究企画部

電話番号：0766-56-8146

ファックス番号：0766-56-7326

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