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更新日:2025年7月18日

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重要無形文化財の保持者(人間国宝)の追加認定について

このたび7月18日(金曜日)開催の文化審議会において、高岡市在住の林曉(はやしさとる)氏が重要無形文化財「髹漆(きゅうしつ)」技術の保持者(いわゆる人間国宝)として追加認定の答申がなされましたので、ご案内いたします。

重要無形文化財「髹漆」について

髹漆(きゅうしつ)は、漆を塗ることを主とする漆芸(しつげい)の基本となる技法。素地(きじ)の造形、下地を経て、塗りや仕上げに至る広い工程には、多種の技術が必要で、漆芸の中で最も古い技法である。現在は、立体的な造形と漆特有の塗肌や光沢を活かした制作が行われており、芸術上価値が高く、工芸史上重要な地位を占めている技法である。

認定の意義

  1. 本県では金森榮一(かなもりえいいち)氏(雅号:金森映井智(かなもりえいいち)、高岡市、彫金技術、H1認定、H13物故)、大澤幸勝(おおざわゆきまさ)氏(雅号:大澤光民(おおざわこうみん)、高岡市、鋳金技術、H17認定、R5物故)に次ぎ、3人目の人間国宝の誕生である。
  2. 本県における伝統工芸を継承する方々の励みに繋がることが期待される。

認定の理由

日本の伝統的な髹漆の各工程に対する深い理解と技術の高さを有し、細部まで研ぎ澄まされた器形と精緻で均一な塗りは日本伝統工芸展等で高く評価されている。また、富山大学等において漆芸教育に尽力し、後進の指導・育成に尽力している。

 

お問い合わせ

所属課室:教育委員会生涯学習・文化財課文化財係

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁南別館4階

電話番号:076-444-3456

ファックス番号:076-444-4434

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