更新日:2021年2月24日

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富山県の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブックとやま2012-

我が国の絶滅のおそれのある野生生物を取りまとめたものとしては、環境省のレッドデータブック(リスト)があります。しかし、これは、全国を対象としているため、かならずしも地域の現状にそぐわないこともあります。そこで、富山県では、県内における絶滅のおそれのある野生生物の保護に資することを目的として、県版のレッドデータブックを作成しています。
「レッドデータブックとやま2012」は、平成14年3月に初版を発刊してから10年余りが経過していることから、生息環境の変化等に伴う絶滅のおそれのある野生生物の現状を把握するため、レッドデータブックを改訂したものです。

1 選定種数

※詳しくは分類別ページをご覧ください。

レッドデータブックとやまの選定種数
分類・区分 絶滅+野生絶滅 絶滅危惧1類 絶滅危惧2類 準絶滅危惧 情報不足 合計 地域個体群
哺乳類 2   3 10 2 17  
鳥類 1 18 14 28 15 76  
爬虫類・両生類   2 3 5 1 11  
淡水魚類 2 7 7 8 5 29 3
昆虫類   35 28 71 72 206  
淡水産貝類 5 3 5 2 6 21  
陸産貝類   2 1 7 7 17  
甲殻類         2 2  
維管束植物 30 75 118 132 84 439  
蘚苔類   5 7 6 15 33  
地衣類   5 2   11 18  
菌類     6 5 16 27  
合計 40 152 194 274 236 896 3

2 カテゴリー定義

富山県では、絶滅のおそれのある野生生物の全国的な選定基準となる環境省のカテゴリー区分をほぼ準用したカテゴリーとし、県レベルで地域の実情に応じた種や個体群を選定しました。

【富山県版カテゴリー(選定基準)の説明】

  • 絶滅+野生絶滅(環境省カテゴリー相当 → 絶滅+野生絶滅)
    県内において野生ではすでに絶滅したと考えられる種。
  • 絶滅危惧1類(環境省カテゴリー相当 → 絶滅危惧1A類+1B類)
    絶滅の危機に瀕している種。
  • 絶滅危惧2類(環境省カテゴリー相当 → 絶滅危惧2類)
    絶滅の危険が増大している種。
  • 準絶滅危惧(環境省カテゴリー相当 → 準絶滅危惧)
    存続基盤が脆弱な種。
  • 情報不足(環境省カテゴリー相当 → 情報不足)
    絶滅にいたる可能性があるが、情報が不足しており、今後生息・生育状況に注意すべき種。
  • 絶滅のおそれのある地域個体群
    (環境省カテゴリー相当 → 絶滅のおそれのある地域個体群)
    地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高い以下のようなもの。

3 作成の手順

レッドデータブック作成の手順を表す図

作成にあたっては、県内の動植物の専門家からなる「レッドデータブックとやま改訂のための検討委員会」と、その下にワーキンググループを設置して、選定方法、評価方法、評価結果等について検討を行いました。

4 レッドデータブックとやまの入手方法

富山県刊行物センター(〒930-0006 富山市新総曲輪4-18富山県民会館1階 電話076-432ー3111(代表))で販売しています。(1冊 3,340円)
郵送希望の方は、富山県刊行物センターで詳細をお聞きください。

関連ファイル

レッドデータブックとやま2012(写真は掲載しておりません)(PDF:22,117KB)

お問い合わせ

所属課室:生活環境文化部自然保護課 

〒930-0005 富山市新桜町5-3 第2富山電気ビルディング6階

電話番号:076-444-3396

ファックス番号:076-444-4430

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