更新日:2021年2月24日

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BSE対策について

BSEとは

牛海綿状脳症(BSE)は、牛の脳に異常型プリオン蛋白が集まり蓄積して、牛の脳がスポンジ状になり、興奮状態や起立不能などの症状を呈して死亡する病気です。
かつて英国を中心に大発生し、日本では平成13年から平成21年までの間に36頭の感染牛が発見されました。
原因としては、異常型プリオン蛋白が混入した肉骨粉が、かつて飼料として牛に与えられたことが考えられています。
日本や海外で、肉骨粉を与えないなどの効果的なBSE対策を行った結果、現在日本では、平成21年を最後にBSE感染牛は見つかっていません。

BSE対策の経緯

  • 平成13年9月、国内で初めてのBSE感染牛を確認
  • 同年の10月、「全頭のスクリーニング検査」、「特定部位(※1)の除去」、「肉骨粉の飼料利用の禁止」等のBSE対策を開始
  • 平成21年1月、国内で最後のBSE感染牛(平成14年生まれ)を確認
  • 平成25年5月、国際獣疫事務局(OIE)総会において日本が「無視できるBSEリスクの国」に認定
  • 平成29年4月より健康牛についてはBSEスクリーニング検査廃止
    ただし、24ヶ月齢以上の牛のうち、生体検査において特定の症状(※2)を呈するものについては、引き続きBSE検査実施

※1:脳や脊髄、回腸の遠位部など
※2:原因不明の運動障害、知覚障害、反射異常、意識障害等のなんらかの神経症状または全身症状(ただし、事故による骨折、関節炎、熱射病等による起立不能症などの、症状の原因が明らかな場合は除く)

食肉検査所における現在のBSE対策について

  1. 異常型プリオン蛋白のもっともたまりやすい特定部位は、すべて焼却処分されています。
  2. BSEスクリーニング検査対象となった牛の枝肉や内臓は、検査の結果が陰性となるまで、と畜場の外には搬出されません。

お問い合わせ

所属課室:厚生部食肉検査所 

〒934-0035 射水市新堀28-4 

電話番号:0766-86-2387

ファックス番号:0766-86-2739

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