更新日:2021年3月18日

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気をつけようレジオネラ症

レジオネラ症とは

レジオネラ属菌によって起こる感染症で、乳幼児や高齢者、病気の方々などの免疫力の弱い人がかかりやすい傾向にあります。
この病気には、2つの型があります。

レジオネラ肺炎

感染後2~10日で発症し、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛、高熱、悪寒、痰の少ない咳、胸痛、意識障害などの症状がでます。
感染しても発症することは少ないものの、重症となった場合、死亡することがあります。

ポンティアック熱

感染後1日~2日で発症し、発熱、悪寒、筋肉痛などの症状がでます。
発病しても多くの場合、自然に治ってしまうと言われています。

レジオネラ属菌とは

  • 土壌、河川、湖沼などの自然環境に広く生息しています。
  • 冷却塔の冷却水、循環式浴槽の湯、超音波加湿器の水などにも汚染により生息していることがあります。
  • アメーバーなどの原生動物に寄生し、その体内で増殖します。
  • 20~50℃の温度で繁殖し、36℃前後で最もよく繁殖します。

感染経路

菌に汚染された循環式浴槽、冷却塔、噴水などから立ち上がる目に見えないような細かい水滴(エアロゾル)を吸入したり、浴槽内で溺れて、汚染水を呼吸器内に吸込むと、気道感染症を起こします。

レジオネラ症を予防するには

家庭風呂

  • 浴槽に入る前に、身体の汚れを落とす。
  • 24時間風呂のお湯は適時取り換え、浴槽、ろ過装置、配管の清掃を行うなどメーカーの取扱い説明書に従い、適正に管理する。
  • ジェット噴射装置や泡風呂などは、細かい水滴を多量に発生させるため注意が必要です。

加湿器

  • 超音波振動、遠心力などを加えて水を霧状にするタイプのものは、水を毎日取り換え、衛生的な水を使用する。
  • タンクの内面を絶えず洗浄して清潔にしておく。

給湯設備

  • 循環式給湯の貯湯タンク使用の場合、60℃以上に保つ。
    なお、利用者が火傷などの事故を起こさないよう注意してください。

業務用の風呂

循環ろ過装置を使用する風呂の効果的な管理方法です。

  • 塩素剤などで浴槽水の消毒を行い、遊離残留塩素濃度0.2~0.4mg/Lを保つ。
  • 24時間以上完全換水しないで循環ろ過している浴槽水(連日使用型循環浴槽水)は、少なくとも週1回は完全入れ換えを行う。
  • 連日使用型循環浴槽水を使用する場合は、週1回以上浴槽及び循環経路の清掃、消毒を行う。ろ過装置は、毎日逆洗する。
    • 消毒方法例:浴槽水に塩素剤を投入し、遊離残留塩素濃度2~10mg/Lで、2回転ろ過される時間を目安に循環させる。作業終了後、ろ過機を逆洗して、浴槽水を排出する。
  • 連日使用型循環浴槽水を気泡発生装置、ジェット噴射装置、打たせ湯、シャワー等のエアロゾルを発生させる設備には使用しない。

冷却塔

  • 月に1回程度清掃を行う。
  • 藻類の発生や汚れが著しい場合は速やかに清掃を行い、必要に応じて薬剤を投入する。

お問い合わせ

所属課室:厚生部高岡厚生センター保健予防課感染症疾病班

電話番号:0766-26-8414

ファックス番号:0766-26-8464

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