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更新日:2022年12月23日

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知事コメント(令和5年度政府予算案等)[令和4年12月23日]

1.本文

本日令和5年度政府予算案が閣議決定された。今回の政府予算案は、足元の物価高を克服しつつ、経済再生の実現に向けて重要な政策課題に対応するため、令和4年度第二次補正予算と一体のものとして編成され、地方の実情にも十分配慮した内容となっており、政府・与党関係者のご尽力に感謝を申し上げる。

令和5年度の地方財政対策については、地方税収の増収が見込まれる中、地方交付税総額及び地方一般財源総額について、令和4年度を上回る額が確保されるとともに、臨時財政対策債の発行額が大幅に抑制され、地方財政の健全化にも配慮されたものとなった。また、デジタル化の推進に対する支援として、「地域デジタル社会推進費」が事業期間を延長したうえで増額されたほか、新たに「脱炭素化推進事業費」及び「脱炭素化推進事業債」が創設されるなど、地方が直面する重要課題に対応するための財源の確保・充実について、本県はじめ全国知事会からの要望が反映されたものであり評価申し上げる。

特に、本県が強く求めていたカーボンニュートラルの実現に向けては、「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」の予算規模が拡充(令和4年:200億円→令和5年:320億円)されるとともに、デジタルの力を活用して地方創生を加速化し、東京一極集中を是正するため、「デジタル田園都市国家構想交付金」(令和4年度第二次補正予算800億円、令和5年度当初予算1,000億円)が当初予算として初めて計上された。また、こども家庭庁設置にあわせて、妊娠期から子育て期まで一貫して身近で相談に応じる伴走型の相談支援を充実し、経済的支援を一体的に行う「出産・子育て応援交付金」の継続実施のための予算(370億円)をはじめとしたこども関連施策の予算が計上されるなど、地域の取組みへの配慮がなされており感謝申し上げる。

このほか、令和4年度第二次補正予算において、「成長分野をけん引する大学・高専の機能強化に向けた基金」(3,002億円)が創設されることとなり、富山県立大学の新学部開設に弾みがついたものと大変喜ばしく思っている。

北陸新幹線については、かねてから求めていた敦賀以西の令和5年度当初の着工が見送られたことは、大変遺憾である。政府予算案では、従来、着工後に行っていた調査を先行的・集中的に実施するための費用(北陸新幹線事業推進調査:12億円)が計上されたことから、この予算を最大限活用して大阪までの全線整備を一日も早く実現していただきたい。

このたびの予算化の実現は、国会議員や県議会議員の皆様のお力添えをはじめ、市町村長や各界の皆様のご支援・ご協力のお陰であり、心から感謝申し上げる。

本県の財政状況は、少子高齢化に伴う社会保障関係費の増加などが見込まれる状況にあるが、今回の政府予算案・補正予算を活用しながら、県民の命とくらしを守るため、原油価格・物価高騰対策や新型コロナ対策には、引き続き最優先で取り組むとともに、「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」の実現に向けて、少子化対策や子育て環境の充実、スタートアップ支援など経済の活性化、DXの推進、カーボンニュートラルの実現、人への投資などの施策を重点的に推進してまいりたい。

2.関連ファイル

知事コメント(令和5年度政府予算案等)[令和4年12月23日](PDF:128KB)

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