更新日:2024年4月16日

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飛鳥・奈良・平安時代

約1,300年前~800年前、奈良や京都に都がつくられた時代で、古代(こだい)とも呼ばれます。この時代では、中国(唐(とう))にならって律令(りつりょう)という法律がつくられ、天皇や貴族が中心となって全国を支配する仕組みが細かく定められました。一方、民衆は税(租(そ)・調(ちょう)・庸(よう))や労役(ろうえき)、兵役(へいえき)などが課せられ、その負担は大変重いものでした。

古代

文字の発達

古代になると、律令にもとづく政治が行われ、文字が急速に広まります。役人たちは木簡(もっかん)などに墨で文字を書き、記録や指示を行いました。遺跡からは文字の書かれた木簡や土器、文字を書くのに使った硯(すずり)などが見つかっています。

木簡 墨書土器 円面硯
木簡(レプリカ)(射水市北高木遺跡) 墨書土器(射水市北高木遺跡) 円面硯(えんめんけん)(射水市小杉流団No.16遺跡)

 

仏教のひろがりと瓦

6世紀中頃、日本に仏教が伝えられました。仏教は各地に広がり、布教とともに権威(けんい)の象徴として寺が建てられるようになります。富山県では高岡市伏木の御亭角(おちんかど)遺跡で7世紀の瓦が出土しており、寺院の存在が考えられています。また、射水市小杉流団No.16遺跡では、寺院の屋根の瓦を生産した窯(かま)が見つかっています。

印仏 三尊 軒丸瓦 国府瓦
印仏(射水市小杉流団No.16遺跡) 阿弥陀三尊像(小矢部市石名田木舟遺跡) 軒丸瓦(射水市小杉流団No.16遺跡) 軒丸瓦、軒平瓦(高岡市越中国府関連遺跡)

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