安全・安心情報
更新日:2025年7月15日
ここから本文です。
特定外来生物とは、外来生物のうち、生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼすものや、被害を及ぼすおそれがあるもののなかから、外来生物法に基づき国が指定した生物を指します。特定外来生物は、外来生物法により飼育・運搬・保管等が規制されています。
令和7年7月11日、伏木富山港(新湊地区)国際物流ターミナルにおいて、県内で初めて確認されました。また、確認地点周辺では、殺虫餌(ベイト剤)を設置するなど、拡散防止措置を図っています。
南米原産の特定外来生物「ヒアリ」は、平成29年6月に国内で初めて兵庫県で確認されて以降、現在まで、今回の本県の事例を含めて19都道府県で確認されています。これまで、国内では、海外由来のコンテナ等に紛れて持ち込まれて、港湾やコンテナを扱う事業所などで見つかっている事例がほとんどです。
ヒアリは、攻撃性が強く、刺されると強い痛みが生じ、体質等によっては強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすおそれがあります。素手で捕まえたり、触ったりしないよう十分に注意する必要があります。
詳細は、関連ファイルの環境省「ストップ・ザ・ヒアリ」及び「ヒアリ同定マニュアル」をご覧ください。
【ヒアリの特徴】
体長:2~6mm
色:主に赤茶色
生態:草地などの開けた環境に生息し、大きなアリ塚をつくる。極めて攻撃的で、節足動物のほか爬虫類、小型哺乳類をも捕食する。
《ヒアリの写真(環境省提供)》
令和元年9月6日、伏木富山港(新湊地区)国際物流ターミナルにおいて、県内で初めて確認されています。
アカカミアリは、国内では、沖縄本島、伊江島、硫黄島のほか、近年、兵庫県、愛知県、大阪府などでも確認されています。アカカミアリは、米国南部から中米原産のアリで、これまで、国内では、海外由来のコンテナ等に紛れて持ち込まれて、港湾やコンテナを扱う事業所などで見つかっている事例がほとんどです。
アカカミアリは、ヒアリほど毒は強くないと言われておりますが、攻撃性が強く、刺されると強い痛みが生じ、体質等によっては強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすおそれがあります。素手で捕まえたり、触ったりしないよう十分に注意する必要があります。
詳細は、関連ファイルの環境省「ストップ・ザ・ヒアリ」及び「ヒアリ同定マニュアル」をご覧ください。
【アカカミアリの特徴】
体長:3~5mm
色:体色は赤褐色で頭部は褐色
生態:裸地や草地などの開けた環境に生息し、土中に営巣する。甘露、草の種子のほか、小型節足動物を捕食する。
《県内で確認されたアカカミアリの写真(環境省提供)》
〈アリが少数の場合〉
スプレー式殺虫剤等で駆除することができます。素手では触らないでください。
〈アリの集団やアリの巣を見つけた場合〉
専門家に相談しながら駆除を実施する必要がありますので、絶対に刺激せず、すぐにヒアリ相談ダイヤルもしくは県自然保護課野生生物係までご連絡をお願いします。
アリや巣をつついたり、踏んだり、殺虫剤や熱湯をかけたりしないでください。
ヒアリやアカカミアリの毒への反応は人によって大きく異なります。20分から30分程度は、刺された部位を冷たいタオル等で冷やしながら安静にし、様子を見てください。
じんましんが出たり、体調不良などの異常を感じた場合は、救急車を要請するなど、すぐに医療機関(病院)を受診してください。受診の際は、「アリに刺されたこと」、「アナフィラキシーショックの可能性があること」を伝えてください。
環境省では、正確な情報発信及び不安の解消のため、相談ダイヤルを開設しております。
ヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合の相談等に関しては、下記ヒアリ相談ダイヤルもしくは県自然保護課野生生物係までご連絡をお願いします。
【環境省 ヒアリ相談ダイヤル】
0570-046-110
お問い合わせ
関連情報
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください