YKK不動産株式会社との建築物木材利用促進協定締結について

富山県とYKK不動産株式会社は、同社が黒部市で整備を進めているパッシブタウンにおいて、建築物へ県産材を積極的に利用し、2050年カーボンニュートラルの実現や地域山村の活性化を図ることを目的とした「県産材の利用に関する建築物木材利用促進協定」を締結しましたので、その概要についてご報告します。

（富山県が締結する建築物木材利用促進協定としては初）

協定締結式

協定の概要

YKK不動産（株）の県産材利用促進に関する構想

• 黒部市において整備を計画しているパッシブタウン第5期街区の建築物に県産材を積極的に利用することにより、2050年カーボンニュートラルの実現や地域山村の活性化に貢献していく。
• 合法伐採木材の利用促進によりSDGsに貢献していく。

YKK不動産（株）の構想達成に向けた取組の内容

• パッシブタウン第5期街区で今後建設予定の建築物に、約1,450立方メートルの県産材を利用する。
• 合法的に伐採されたことが確認された木材を利用する。
• 県産材を含む木材利用の意義やメリット等について、積極的に情報発信する。

構想達成のための富山県による支援

• 木造建築に関する技術的助言や木材調達等の情報支援を行う。
• 協定に基づくYKK不動産（株）の取組を優良事例として積極的に広報する。

パッシブタウン第5期街区 建築計画概要

• 用途：集合住宅
• 構造：木造（一部 鉄骨鉄筋コンクリート造）

　※構造材にCLTを使用

　※北陸初の木造中高層集合住宅

• 木材利用計画

協定書

県産材の利用に関する建築物木材利用促進協定（YKK不動産株式会社）（PDF：571KB）