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更新日:2021年2月24日

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実施率が全国でトップレベルの富山県の新生児聴覚検査

みみはなのど・あそうクリニック
麻生 伸

生まれたばかりの赤ちゃんの耳が聞こえているかどうかを簡単に確認する検査が「新生児聴覚検査」です。1990年代末にアメリカで開発された機器が世界中に広まり、日本国内でも多くの赤ちゃんが受けている検査です。

どうやって赤ちゃんに聞こえの検査をするの?

生まれたばかりの赤ちゃんが自然に眠っている間に、イヤフォンから耳へ検査用の音を聴かせて、それに対する耳や脳の反応を測定します。産科では判定結果のみが表示されるスクリーニング用検査機器を使い、身体をモジモジさせて動いたりしなければ、片耳数分で安全に検査ができます。小さな音に対して反応が測定できればそれで合格、終了ですが、身体が動いたりしてきれいな反応ができないと、退院前に何回か行うこともあります。
富山県では全ての産科施設にこの検査装置があります。お産の前に先生やスタッフから検査を受けるかどうか同意書をとられると思いますが、是非受けるようにしましょう。海外では法律で受けることが義務づけられている国や州もありますが、日本では自治体によって対応がバラバラです。富山県では県の事業として2005年に開始されて以来、今では98%以上の赤ちゃんがこの検査を受けていて、全国トップレベルの実施率です。両耳のきこえが悪いと判断される赤ちゃんは1000人に1人と言われています。これは他の先天代謝異常や内分泌異常の発症率より高く、きこえが悪いことは、言葉の発達などにも影響を及ぼす可能性がありますから、赤ちゃんにとっては早く見つけてあげることが大切なのです。

富山県の母子保健事業 新生児聴覚検査はこちら

検査で反応が悪いと耳がきこえないの?

いいえ、違います。産科の検査はあくまでスクリーニング検査で、難聴と決まったわけではありません。耳鼻咽喉科で詳しい検査を受けた方が良いかどうかを決めるだけです。精密検査はどこの耳鼻咽喉科でもできるわけではなく、県内では5つの病院・診療所で受けることができます(富山大学附属病院、黒部市民病院、富山県リハビリテーション病院・こども支援センター、みみはなのど・あそうクリニック
、厚生連高岡病院の5カ所の耳鼻咽喉科)。日本全国には160あまりの耳鼻咽喉科精密聴力検査機関があり、里帰り出産などのときには、地元の病院に紹介することもあります。厚生労働省も全国の自治体に検査実施の取り組みを推進するように訴えています。

日本耳鼻咽喉科学会「お子様の難聴に関する情報」はこちら(外部サイトへリンク)
厚生労働省 「新生児聴覚検査の実施に向けた取組の推進について」はこちら(外部サイトへリンク)

耳鼻咽喉科で赤ちゃんに難聴がありそうと言われたらどうすればいいの?

小さな赤ちゃんは正確な聴力検査ができないため、定期的に検査を重ねていきます。専門の医師と言語聴覚士が診察、アドバイスしていきます。生後6カ月くらいまでに補聴器が必要かどうかの方針を決めることがひとつの目標となっています。

お問い合わせ

所属課室:厚生部健康対策室健康課 

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3222

ファックス番号:076-444-3496

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