安全・安心情報
更新日:2021年2月24日
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現在、風しんの届出数が大幅に増加しています。
全国では2018年は12月30日までに2,917人となり、そのうち2,857人は7月23日以降の報告で、2017年の年間報告数(91人)を大きく超えています。また、患者の多くは、30~50代の男性で、大都市圏を中心に報告されています。2019年は、第36週(9月2日~9月8日)までで2,176人です。
県内では、2018年の報告数は、11人で、患者の多くは40~50代の男性が占めています。2019年は、第37週(9月9日~9月15日)までで4人です。
風しんは、風しんウイルスを原因とする感染症です。風しんウイルスは、患者の飛沫(唾液のしぶき)などによって他の人に感染します。潜伏期は2~3週間で、主な症状として発熱、発疹、リンパ節の腫れが認められます。妊婦、とくに妊娠初期の女性が風しんにかかると、赤ちゃんにも感染し、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなど「先天性風しん症候群(CRS)」という病気にかかってしまうことがあります。
風しんおよびCRSは、予防接種で予防することができます。今年度、予防接種法に基づく麻しん風しん(MR)ワクチンの接種対象者は、忘れずに予防接種を受けましょう。
妊娠を希望される方や妊娠する可能性の高い方は、あらかじめ予防接種で風しんに対する免疫を付けておくことが重要となります。また、妊娠中は風しんの予防接種が受けられないため、周囲の人が予防接種で免疫を付けて、妊婦を風しんの感染から守ることも大切です。妊婦の家族で風しんにかかったことがない方、風しんの予防接種を受けていない方、どちらも不明な方は、是非とも予防接種・抗体検査をご検討ください。
さらに、患者の多くは、30代から50代の男性が占めています。30代から50代の風しんにかかったことのない男性で、風しんの予防接種を受けていない、もしくは接種歴が不明な場合、または風しん抗体価が低い場合は、是非予防接種を受けることをご検討ください。
妊娠を希望する女性等を対象とした風しん抗体検査を、県の委託医療機関で実施しています。
対象者や検査医療機関、検査料金等は関連リンク「風しんの予防対策の徹底をお願いします」をご覧ください。検査を希望する場合は、医療機関へ事前にお問い合わせのうえ、受診をお願いします。
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