令和6年度男女間における暴力に関する調査結果
1 調査の目的
男女間の暴力、特に潜在化しがちな「夫婦、パートナー間における暴力(ドメスティック・バイオレンス)」に関する県民の意識を明らかにするとともに、家庭生活及び社会生活において暴力被害経験を持つ県民の態様を把握し、暴力に対する有効かつ適切な対応策と被害者支援のあり方を検討するための基礎資料とする。
2 調査の概要
- (1)調査対象:県内全域の18歳から69歳までの男女 2,000人(男女各1,000人)
- (2)調査時期:令和6年8月2日~23日
- (3)調査方法:郵送返送方式
- (4)回収率:36.9%(男性308人、女性428人、無回答 2人(計738人))
3 調査結果の概要
- 夫婦間であっても「どんな場合でも暴力にあたると思う」と回答した割合が多いのは、「身体を傷つける可能性のある物でなぐったり、投げつけたりする」(96.1%)、「刃物などを突き付けて、おどす」(95.8%)、「足でける」(90.9%)、「相手や家族を傷つけるなどと告げておどす」(91.3%)、「嫌がっているのに性的な行為を強要する」(91.1%)で、9割を超えている。
- DV防止法を知っている人は90.9%となっている。(前回調査(R1)90.1%)
- 配偶者・パートナーへ何らかの加害経験のある人は20.2%(男性22.9%、女性18.6%)、配偶者・パートナーから何らかの被害経験のある人は25.4%(男性19.5%、女性29.2%)となっており、いずれも前回調査(R1)に比べ減少している。
- 暴力行為を受けた際の相談先について「家族や親戚に相談した」が24.3%、「友人・知人に相談した」が 23.7%となっているが、「どこ(だれ)にも相談しなかった」が55.9%と最も高くなっている。
関連ファイル