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日本海側の発展を支える社会資本

 日本海沿岸地帯振興連盟(日沿連)が設立された1960年代は、日本は高度成長期の真っ只中にありました。
 しかし、アメリカとソビエトの冷戦対立の影響を受け、日本海は交流の閉ざされた海となり、中国や韓国などの対岸の貿易はほとんど封鎖されていました。
 これと対するように、太平洋側は飛躍的な発展を遂げ、日本の資本、労働力、技術が太平洋側の大都市へ集中していきました。
 これに相まって都市への公共投資の優先的強化が進んだため、生活基盤の都市と地方との格差が拡大する一方でした。
 このような背景があり、日本海側は、太平洋側とともに日本経済の発展・成長並びに国土の総合開発に欠かすことのできない大きな役割を果たすべき立場にありましたが、その実態は、太平洋側に大きく遅れをとるものでした。

【当時の日本海側の状況】

 産業は大部分が未開発
 気候風土が悪条件
 産業基盤の未整備
 平地面積狭小
 地理的要因により太平洋沿岸との交流が隔絶(縦貫する山脈)

 このため、日本海側の各府県では、日本海沿岸と太平洋側との地域格差の是正と国土の均衡ある発展を目指し、協力して活動をしていくため、昭和39年に日沿連を設立しました。
 日沿連を構成する日本海側12府県では、これまで約半世紀、格差是正と日本海側の発展に向け、生活や産業活動の基盤となる社会資本の整備等を進めるなど様々な取り組みを行ってきました。
 このページでは、これらの実績についてご紹介いたします。

日本海側の発展を支える社会資本

津軽自動車道 ・・・ 青森県

 津軽自動車道は、東北縦貫自動車道弘前線の浪岡ICを起点に青森市、五所川原市、つがる市を経由し、鰺ヶ沢町へと至る延長約38kmの自動車専用道路で、地域医療や産業等の支援の他、西北津軽地域と主要交通拠点間との所要時間短縮が図られることにより、観光振興にも寄与するものと期待されています。
 これまでに、浪岡五所川原道路(平成19年12月)、五所川原西バイパス(平成26年11月)が開通し、平成31年3月26日には「鰺ヶ沢道路L=3.7㎞」が供用しています。また、平成30年度には「柏浮田道路L=12.3km」が新規事業化され、冬期交通環境の改善や主要な交通拠点からのアクセス向上による周遊観光・地域産業の活性化、救急搬送の速達性向上を支援しています。


    【整備の変遷】

  •  平成元年8月  浪岡IC~五所川原北IC(L=15km)      基本計画区間
  •  平成3年12月  青森市浪岡~五所川原北IC(L=15.7km)  整備計画区間
  •  平成5年7月   五所川原北IC~鰺ヶ沢町(L=20km)      基本計画区間
  •  平成14年11月  青森市浪岡~五所川原東IC(L=8.1km)  暫定供用(2/4)
  •  平成19年12月  五所川原東IC~五所川原北IC(L=7.6km) 暫定供用(2/4)
  •  平成26年11月  五所川原北IC~つがる柏IC(L=3.8km)    供用(2/2)
  •  平成30年4月   つがる柏IC~国道101号(L=12.3km)   新規事業着手
  •  平成31年3月   国道101号~鰺ヶ沢IC(L=3.7km)      供用(2/2)


  •  ※津軽自動車道全線が整備されることで、地域間の交流・連携が図られる他、観光、地域産業を支援することになるため、一日も早い全線開通及び4車線化が望まれます。

  • 鯵ヶ沢道路
  • 『鰺ヶ沢道路』

  • 柏浮田道路
  • 『柏浮田道路』

秋田港外港地区 国際コンテナターミナル ・・・ 秋田県

 秋田港の外貿定期コンテナ航路は、平成7年に韓国・釜山港との間で初めて開設され、平成8年に約1万TEUだったコンテナ取扱量は、地元企業を中心に利用が増加し、10年後の平成18年には約5倍の5万1千TEUに達しました。
 コンテナ取扱量の増加に伴い、蔵置場所の不足や荷役機械の能力不足等の課題を解決するため、平成21年に外港地区コンテナターミナルの整備に着手し、平成24年4月には従来の約3倍の面積を有し、新ガントリークレーンやトランスファークレーンの導入により荷役の効率化を図った新たなターミナルがオープンしました。
 近年の著しいコンテナ取扱量増加に対応するため、引き続き隣接する約6haを拡張整備し、平成27年1月に総面積17ha、年間取扱可能量10万TEUのターミナルが完成し、平成28年のコンテナ取扱量は過去最高の約8万TEUを記録しました。
 秋田港の外貿定期コンテナ航路は、令和3年12月現在、週5便のうち韓国航路が3便、中国(釜山経由)航路が2便となっています。
 今後も、環日本海地域における物流拠点として、港湾機能の充実によるさらなる利便性の向上と航路拡充を目指し、官民一体となった取組を進めてまいります。



    【コンテナ貨物取扱状況の変遷】

  •  平成7年11月  秋田港大浜地区にてコンテナ貨物取扱開始(韓国・釜山港航路)
  •  平成9年11月  中国主要港航路開設
  •  平成18年     年間コンテナ取扱量が5万TEUを突破
  •  平成23年11月  国際海上コンテナ機能の日本海側拠点港に選定
  •  平成24年4月  外港地区コンテナターミナルがオープン【Ⅰ期:7万TEU可能】
  •  平成27年1月  外港地区コンテナターミナルを拡張【Ⅱ期:10万TEU可能】
  •  平成27年9月  ガントリークレーンを更新し、2基体制で運用開始

  • 秋田港大浜地区
  • 『秋田港外港地区 国際コンテナターミナル』

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日本海沿岸東北自動車道 ・・・ 山形県

 日本海沿岸東北自動車道は、新潟県から、本県の鶴岡市・酒田市などの庄内地域を経て、青森県に至る高速道路です。
 現在、「あつみ温泉IC~遊佐比子IC」間(L=58km)が供用されています。残る、新潟・秋田両県境部についてもミッシングリンクの解消に向けて、「朝日温海道路」並びに「遊佐比子IC~遊佐鳥海IC」間及び「遊佐象潟道路」の整備が、国土交通省により進められています。
 庄内地域は、重要港湾の酒田港を有し、また日本遺産「出羽三山」や「鳥海山・飛島ジオパーク」などの特色ある観光資源、四季折々の食材による豊かな食文化など、多様な資源にあふれた地域です。
 日本海沿岸東北自動車道は、こうした庄内地域の産業や観光などを、更に飛躍させるインフラとして、早期の全線供用が望まれるところです。



    【山形県内の整備の変遷】

  •  昭和62年9月 国土開発幹線自動車建設法の一部改正により、高速自動車国道
            として指定(新潟市から青森市)
  •  平成9年10月 鶴岡JCT~酒田IC 開通(山形自動車道重用区間)
  •  平成13年8月 酒田IC~酒田みなとIC 開通(山形自動車道重用区間)
  •  平成24年3月 あつみ温泉IC~鶴岡JCT 開通
  •  令和2年12月 酒田みなとIC~遊佐比子IC 開通

  • 日本海沿岸東北自動車道
  • 『酒田みなとIC』

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日本海沿岸東北自動車道 ・・・ 新潟県

 日本海沿岸東北自動車道は、新潟県新潟市を起点として村上市、山形県鶴岡市、酒田市、秋田県秋田市、能代市、大館市を経由して青森県青森市に至る延長約322kmの高速道路です。
 この路線は、救急医療施設への搬送時間短縮、災害時の広域的代替機能の強化、および東北地方の復興など、「日本海国土軸」の形成には欠かせない路線となっています。
 新潟県にとっても、地域間交流・連携の促進により、魅力ある広域観光圏の形成や企業立地、地域経済の振興に大きな役割を果たすとともに、「命の道」として救命救急センターへの搬送時間短縮、災害時の広域的代替機能の強化にも大変重要な役割を果たす道路です。
 新潟県から青森県までを繋ぐ日本海沿岸東北自動車道全線が一日でも早く完成するよう望まれます。



    【新潟県内の整備の変遷】

  •  昭和62年9月 国土開発幹線自動車建設法の一部改正により、高速自動車国道として指定(新潟市から青森市)
  •  平成14年5月 新潟空港IC-聖籠新発田IC開通
  •  平成14年10月 聖籠新発田IC-中条IC開通
  •  平成21年7月 中条IC-荒川胎内IC開通
  •  平成22年3月 荒川胎内IC-神林岩船港IC開通
  •  平成23年3月 神林岩船港IC-朝日まほろばIC開通
  • ※ 未開通区間は、朝日まほろばIC-あつみ温泉IC間の約41km

  • 日本海沿岸東北自動車道
  • 『朝日まほろばIC』

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東海北陸自動車道 ・・・ 富山県

 東海北陸自動車道は、愛知県一宮JCTを起点として富山県小矢部砺波JCTに至る延長185kmの高速道路であり、平成20年7月に全線開通しています。
 この路線は、日本海側と太平洋側を結ぶ中部圏の大動脈であり、南海トラフ巨大地震など太平洋側の大規模災害時等における広域支援ルートとなるなど、国土強靱化の観点からも極めて重要な路線となっています。また、北陸新幹線の開業や能越自動車道と連携し、広域観光を支える道路として、その役割は今後一層大きくなるものと期待されます。
 平成30年度までに岐阜県内の飛驒清見ICまでの4車線化が完了したところですが、飛驒清見IC~小矢部砺波JCT間は暫定2車線区間となっており、ひとたび事故が起きれば重大な事故に繋がる恐れがあります。
 このうち、平成29年8月に富山県内2区間、延長約10kmの付加車線設置工事が着手され、また平成31年3月には真木トンネルを含む約2.8km区間の付加車線設置が事業許可されました。
 こうした中、令和元年9月に国土交通省の「高速道路における安全・安心基本計画」において、残る暫定2車線区間全線64kmが4車線化優先整備区間に選定されるとともに、10~15年を目途に完成させる方針が示され、令和2年3月には2区間、延長約20kmの4車線化が事業許可されました。
 令和2年11月には、富山県内区間で初めて、城端SA~福光IC間、2.3kmの4車線化が完成し、令和3年11月には、南砺スマートIC~小矢部砺波JCT間の一部1.8kmの4車線化が完成するなど、整備が進められています。
 速度低下、事故防止、ネットワークの代替性の観点からも、残る富山県区間及び飛驒トンネルを含む全線4車線化の一日も早い完成が強く望まれます。



    【整備の変遷】

  •  昭和47年6月 東海北陸自動車道工事着手
  •  平成4年3月 福光IC~小矢部砺波JCT間暫定2車線供用。北陸自動車道と接続
  •  平成8年3月 小矢部砺波JCTで能越自動車道と直結
  •  平成12年9月 五箇山IC~福光IC間暫定2車線供用
  •  平成14年11月 白川郷IC~五箇山IC間暫定2車線供用
  •  平成20年7月 飛驒清見IC~白川郷IC間暫定2車線供用 全線開通
  •  平成29年8月 飛驒清見IC~小矢部砺波JCT間 富山県内2区間付加車線設置工事着手
  •  平成31年3月 白川郷IC~五箇山IC間(真木トンネルを含む)付加車線設置事業許可
  •  令和元年9月 南砺スマートIC~飛驒清見IC「4車線化優先整備区間」選定
  •  令和2年3月 白川郷IC~福光IC間 2区間4車線化事業許可
  •  令和2年11月 城端SA~福光IC間 4車線供用
  •  令和3年11月 南砺スマートIC~小矢部砺波JCT間の一部(1.8km) 4車線供用
  •  ※主に富山県内の状況を記載


  • 東海北陸自動車道
  • 写真提供 国土交通省
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金沢港 大浜国際物流ターミナル ・・・ 石川県

 金沢港大浜地区国際物流ターミナル(水深13m)は、大型船舶による大量輸送を可能とし、物流コストの縮減により地元企業の競争力を高め、地域経済の活性化を支援するため、平成18年度より国直轄事業として着手しており、平成20年11月に岸壁1バースが完成し、水深12mで供用を開始しました。また、平成24年度からは貨物船が2隻同時に接岸できるよう、岸壁の延伸工事(260m→400m)に着手し、平成28年3月末に完成しました。
  これまで地元企業は、太平洋側の港湾まで貨物を陸上輸送するなど、割高で非効率な企業活動を行っていましたが、ターミナルの供用によって大型船の入港が可能となり、物流の効率化による輸送コストの縮減が図られました。
  さらに地元経済界では、荷主企業が連携して出荷方面や納期が共通の貨物を集約し、地元港から共同配船、共同輸送する「合い積み輸送」に取り組むなど地元港利用に回帰する活動を行っています。
  また、岸壁背後の工業用地では、平成19年に世界的な建設機械メーカーが操業を開始し、平成21年及び平成25年には新たな工場が稼働するなど、臨海部における港湾活用型企業の集積が着実に進行しています。
  日本海側の発展のためには、対岸諸国の経済発展を取り込み、物流の拡大に対応するための拠点港湾の整備の充実が必要であるとともに、背後産業の国際競争力強化に大きく寄与するものであることから、一日も早い本格供用(水深13m)が望まれます。



  • 金沢港
  • 『大浜国際物流ターミナル』

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敦賀港 鞠山南地区国際物流ターミナル ・・・ 福井県

 敦賀港では、平成8年度に鞠山南地区国際物流ターミナルの整備に着手し、 平成22年10月に水深14.0mの岸壁やガントリークレーン等の施設を有するターミナルが本格的に供用開始しました。
  ターミナルの供用開始後、敦賀港のコンテナ取扱い能力が向上し、物流コスト低減や環境負荷の軽減のために、敦賀港利用に切り替える企業が徐々に増加しました。その結果、平成28年のコンテナ取扱貨物量は79,860TEUとなり、過去最大となりました。
  また、港内静穏度を高め、利用者にとって安全で使いやすい港とするため、鞠山防波堤の延伸整備(全長1,330m)を進め、平成29年1月末に完成しました。
 今後は、近年の船舶の大型化や新規貨物の取扱い などによるふ頭用地の不足に対応するため、平成27年度に着手した鞠山南地区国際物流ターミナルの拡張工事を進め、今後令和4年度の供用開始を目指し、引き続き整備を行っていきます。


    【整備の変遷】

  •  平成8年    鞠山南地区多目的国際ターミナル整備事業 事業化
  •  平成10年    鞠山南地区の岸壁(水深14.0m)L=280m着工
  •  平成20年3月 鞠山南地区の岸壁(水深14.0m)L=280m完成
  •  平成22年10月 鞠山南地区国際物流ターミナル本格供用開始
  •  平成28年3月 鞠山南地区国際物流ターミナル拡張工事(2期工事)着手

  • 鞠山南地区多目的国際ターミナル
  • 『敦賀港 鞠山南地区国際物流ターミナル』

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山陰近畿自動車道 ・・・ 京都府

 山陰近畿自動車道は、鳥取県鳥取市から京都府宮津市までの延長約120kmの区間を結ぶ地域高規格道路です。
 この道路は、日本海側唯一の高規格幹線道路の空白地帯(ミッシングリンク)となっている鳥取県、兵庫県および京都府を相互に連絡し、地域間交流を活性化させるだけではなく、接続する高規格幹線道路等とともに日本海国土軸を形成し、強靱な国土を構築するためにも不可欠な地域高規格道路です。
 京都府内では、京都縦貫自動車道に接続する宮津与謝道路(延長6.1km)が平成23年3月に、与謝天橋立ICから京丹後大宮IC間の野田川大宮道路(延長4.4km)が平成28年10月に開通し、京丹後大宮ICから(仮称)大宮峰山IC間の大宮峰山道路(延長5.0km)が事業中です。
 平成29年4月に新名神高速道路(城陽IC~八幡京田辺IC)が開通し、南北に長い京都府の北端の京丹後市から南端の木津川市まで高速道路でつながり、京都府内の全域が半日以内で移動することが可能になったと同時に、日本海側と京阪神圏の時間的距離が短くなり、今後ヒトやモノの交流がより盛んになることが期待されています。
 なお、この道路は、山陰地方と近畿地方を結ぶ基幹道路となることから、その役割をイメージさせるために通称名を「鳥取豊岡宮津自動車道」から「山陰近畿自動車道」に変更しており、国土全体の発展や災害に対するリスク管理といった観点からも早期の整備が望まれています。



    【京都府内の整備の変遷】

  •  平成6年12月 地域高規格道路の計画路線に指定
  •          宮津与謝道路事業着手
  •  平成11年4月 都市計画決定(宮津天橋立IC~(仮称)網野IC)
  •  平成17年4月 野田川大宮道路 事業着手
  •  平成23年3月 宮津与謝道路(宮津天橋立IC~与謝天橋立IC)開通
  •  平成27年4月 大宮峰山道路(京丹後大宮IC~(仮)大宮峰山IC)事業着手
  •  平成28年10月 野田川大宮道路(与謝天橋立IC~京丹後大宮IC)開通

  • 山陰近畿自動車道(鳥取豊岡宮津自動車道)
  • 『野田川大宮道路』

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山陰近畿(鳥取豊岡宮津)自動車道 ・・・ 兵庫県

 山陰近畿自動車道は、鳥取県鳥取市から京都府宮津市までの延長約120kmの区間を結ぶ高規格道路です。
 この道路は、日本海側唯一の高規格道路の空白地帯(ミッシングリンク)となっている鳥取県、兵庫県および京都府を相互に連絡し、地域間交流を活性化させるだけではなく、接続する高規格道路等とともに日本海国土軸を形成し、強靱な国土を構築するためにも不可欠な高規格道路です。
 兵庫県内では、この道路は、世界的にも珍しい地質と豊かな自然を有する「山陰海岸ジオパーク」のエリア内を経過地としていることから「ジオパークロード」の愛称で呼ばれており、主要観光地の連結による広域観光圏の形成に寄与することが期待されています。
 山陰近畿自動車道の整備による、兵庫県内の各区間での整備効果を時間短縮で表すと、既に供用された香住道路で13分、余部道路で6分、東浜居組道路で6分、浜坂道路で7分、事業中の浜坂道路Ⅱ期が完成すると、さらに4分の時間短縮が図れます。
 なお、この道路は、山陰地方と近畿地方を結ぶ基幹道路となることから、その役割をイメージさせるために通称名を「鳥取豊岡宮津自動車道」から「山陰近畿自動車道」に変更しており、国土全体の発展や災害に対するリスク管理といった観点からも早期の整備が望まれています。



    【兵庫県内の整備の変遷】

  •  平成17年3月 香住道路(香住IC~佐津IC) 6.2km 開通
  •  平成20年11月 東浜居組道路(東浜IC~居組IC) 3.5km(兵庫県内1.9km) 開通
  •  平成22年12月 余部道路(余部IC~香住IC) 5.3km 開通
  •  平成29年11月 浜坂道路(新温泉浜坂IC~余部IC) 9.8km 開通
  •  平成30年4月 浜坂道路Ⅱ期(居組IC~新温泉浜坂IC) 7.6km 事業着手
  •  令和3年4月 竹野道路(竹野IC~豊岡北JCT・IC)4.9km 事業着手

  • 山陰近畿自動車道(鳥取豊岡宮津自動車道)
  • 『山陰近畿(鳥取豊岡宮津)自動車道』

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山陰自動車道 ・・・ 鳥取県

 山陰自動車道は、鳥取県鳥取市を起点とし、山口県下関市を繋ぐ延長約380kmの高速道路です。
 この道路は、鳥取・島根・山口3県の主要都市を東西に結び、各地域間の産業経済の発展や観光振興、住民の安心・安全な生活に資するとともに、日本海側国土軸を形成し、大規模災害等において国民の生命と財産を守る強靭な国土を構築するために不可欠であり、一日も早い全線開通が待ち望まれています。
 鳥取県内では、国道9号のバイパスとして整備が進められ、88.0kmの計画のうち、74.5kmが開通し、東西移動の所要時間が大幅に短縮され人流・物流の効率的なネットワークが形成されるとともに、災害時におけるリダンダンシー機能が強化されるなど、県民生活に大きな効果をもたらしています。
 なお、令和元年12月には、県内のミッシングリンク区間の一つである「北条道路」(約13.5km)の開通見通し(令和8年度)が公表されました。同区間が開通すれば、県内の山陰道は全線が開通することとなり、当県中部地区の南北軸を形成する「北条湯原道路」とも接続し、高速道路ネットワークとして観光振興や産業振興、広域的な地域連携機能などさまざまな効果が期待されることから、早期の開通が望まれています。



    【鳥取県内の整備の変遷】

  •  昭和60年9月 米子南IC-米子西IC開通
  •  昭和62年9月 国土開発幹線自動車道の予定路線とされる
  •  平成元年12月 米子IC~米子南IC開通
  •  平成3年3月 米子東IC~米子IC開通
  •  平成10年3月 淀江IC-米子東IC開通
  •  平成15年3月 青谷IC-はわいIC開通
  •  平成19年9月 大山IC~淀江IC開通
  •  平成20年3月 名和IC-大山IC開通
  •  平成23年2月 大栄東伯IC-赤碕中山IC開通
  •  平成25年12月 鳥取IC~鳥取西IC開通
  •  平成25年12月 赤碕中山IC~名和IC開通
  •  令和元年5月 鳥取西道路(鳥取西IC~青谷IC)開通

  • 山陰自動車道(鳥取豊岡宮津自動車道)
  • 『山陰自動車道』

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山陰自動車道 ・・・ 島根県

 山陰自動車道は、鳥取・島根・山口3県の主要都市を東西に結ぶ高速道路で、山陰地方の産業経済の発展や観光振興、住民の安心・安全な生活に資するとともに、日本海側国土軸を形成し、大規模災害等において国民の生命と財産を守る強靭な国土を構築するために不可欠であり、一日も早い全線開通が待ち望まれています。
 島根県内では、平成30年3月に朝山・大田道路(6.3km)、平成31年3月に多伎・朝山道路(9.0km)が開通し、県内総延長197kmの約7割が開通しましたが、依然として多くのミッシングリンクが残ります。
 なお、令和5年度に大田朝山IC~仁摩・石見銀山IC間、令和6年度に出雲IC~出雲多伎IC間、令和7年度に石見三隅IC~遠田IC間が相次いで開通することが見込まれています。これらの区間の開通により、沿線の地域経済の活性化や地域間交流の促進に大きく寄与するものと期待されています。
 また、山陰自動車道の約9割が暫定2車線区間であり、渋滞や死傷事故の発生のほか、大雪時の通行止めの長期化などの課題を抱えています。4車線化の優先整備区間に指定されている、米子西IC~東出雲IC間、松江玉造IC~宍道JCT間、江津IC~江津西IC間の早期整備が急がれます。



    【島根県内の整備の変遷】

  •  昭和62年9月 国土開発幹線自動車道の予定路線に追加される
  •  平成5年6月 浜田道路(浜田IC-原井IC)の全線開通
  •  平成13年3月 安来道路(米子西IC-東出雲IC)、松江道路(東出雲IC-松江玉造IC)の全線開通
  •    〃       松江玉造IC-宍道IC開通
  •  平成15年9月 江津IC-浜田JCT開通
  •  平成18年11月 宍道IC-斐川IC開通
  •  平成19年3月 高津IC-萩・石見空港IC開通
  •  平成21年11月 斐川IC-出雲IC開通
  •  平成22年3月 遠田IC-久城IC開通
  •  平成26年3月 湯里IC-石見福光IC開通
  •  平成27年3月 仁摩・石見銀山IC-湯里IC、原井IC-西村IC開通
  •  平成28年12月 西村IC-石見三隅IC開通
  •  平成30年3月 大田朝山IC-大田中央・三瓶山IC開通
  •  平成31年3月 出雲多伎IC-大田朝山IC開通

  • 朝山・大田道路
  • 『朝山・大田道路』

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山陰自動車道 ・・・ 山口県

 山陰自動車道は、鳥取・島根・山口3県の山陰地域の主要都市を東西に結ぶ高規格幹線道路であり、中国圏と近畿圏、九州圏を結び、山陰地域の地方創生を進めていく上で、極めて重要な社会基盤です。
 これまで、山口県では、山陰自動車道の機能を代替する道路として山陰道の整備が進められており、令和元年9月には、県内で2路線目となる長門・俵山道路が開通したところです。これにより、観光地のさらなる賑わいの創出、地場産品の販路拡大などによる地域産業の振興、救急医療施設への到達時間の短縮等による安心・安全の確保に大きく寄与するものと期待されています。
 また、現在、俵山・豊田道路をはじめとした4区間の整備が進められていますが、島根県境から下関までのうち約54%の区間では、着手の見込みが立っていない状況にあります。
 このため、豊かな地域資源を有効に活用した観光交流人口の拡大や安心して暮らせる地域づくりなど、地方創生を力強く進めるとともに、大規模災害時等における道路の代替性を確保するためにも、山陰道全線の早期整備が望まれています。



    【山口県内の整備の変遷】

  •  昭和62年9月 山陰自動車道が国土開発幹線自動車道建設法の予定路線に追加される。
  •  平成4年   萩・三隅道路新規事業着手
  •  平成20年2月 三隅IC-明石IC開通(L=7.1㎞)
  •  平成23年9月 明石IC-萩IC開通(L=8.1㎞)
  •  平成21年3月 長門・俵山道路新規事業着手
  •  平成28年4月 俵山・豊田道路新規事業着手
  •  平成29年4月 木与防災新規事業着手
  •  令和元年9月 長門湯本温泉IC-俵山北IC開通(L=5.5km)
  •  令和3年4月 益田・田万川道路、大井・萩道路新規事業着手

  •  
  • 山陰道「萩・三隅道路」
  • 『長門・俵山道路』

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