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更新日:2022年11月2日

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高志の国文学館特別コレクション室 辺見じゅん特集ー『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』映画化記念

発表日 2022年11月2日(水曜日)

高志の国文学館特別コレクション室について、以下の通り展示替えを行いましたので、お知らせします。

これまでに同室をご覧いただいた方も、この機会にぜひお越しください。

辺見じゅん特集―『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』映画化記念

ぼくはね、人間が生きるということはどういうことなのか、シベリアにきてようやく分かってきた気がするんだ。

―「第五章 シベリアの「海鳴り」」『文春文庫 収容所から来た遺書』より

富山県ゆかりの作家・辺見じゅん(生没年:1939~2011)

辺見の代表作『収容所から来た遺書』は、第二次大戦後、ソ連軍によってシベリアに連行され、極寒の強制収容所(ラーゲリ)に抑留されるも、帰国の希望を捨てず仲間を励ましつづけ、自らの信念を最後までつらぬいた、ひとりの人物の実話を描いたノンフィクション作品です。

令和4年12月には、本作品を原作とした映画「ラーゲリより愛を込めて」が公開されます。

本展では、映画化を記念して、辺見じゅんの『収容所から来た遺書』の自筆原稿や構想メモ、作品執筆のための取材資料などを紹介します。

展示期間

令和4年10月29日(土曜日)から令和5年2月20日(月曜日)まで

展示資料

展示ケース1.ノンフィクション作品

  • 辺見じゅん著作『収容所から来た遺書』『昭和の遺書』『ダモイ 遥かに』
  • 第21回大宅壮一ノンフィクション賞贈呈式案内状(日本文学振興会)

展示ケース2.自筆原稿・構想メモ

  • 辺見じゅん自筆『収容所から来た遺書』に関する構想メモ
  • 『収容所から来た遺書』草稿

展示ケース3.取材資料

  • 辺見じゅん自筆ノート「収容所から来た遺書ノート」
  • インタビューの文字起こし原稿

展示ケース4.メディア化

  • 朗読劇パンフレット、公演チラシ
  • コミカライズ作品 など

映画情報

  • タイトル:「ラーゲリより愛を込めて」
  • 監督:瀬々敬久
  • 脚本:林民夫
  • 出演:二宮和也、北川景子など
  • 配給:東宝

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

生活環境文化部 高志の国文学館

076-431-5492

大川原、福澤