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更新日:2025年10月23日
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Toyama Prefectural Museum of Art and Design
発表日 2025年10月23日(木曜日)
富山県美術館では、2階の展示室1、2において「コレクション展 第3期」を開催しますので、ご案内いたします。
今回は、当館のコレクションをさらに楽しんでいただけるよう、従来の展示室1に加え、展示室2まで拡充して展示いたします。
(※)展示室1と2では会期が異なります。

2025年10月23日(木曜日)~2026年1月12日(月曜日・祝日)
2025年11月8日(土曜日)~2026年1月25日(日曜日)
毎週水曜日、11月4日(火曜日)、11月25日(火曜日)、12月29日(月曜日)~1月3日(土曜日)、1月13日(火曜日)
今回の展示では「反復」をキーワードに、【TADの名品】【モチーフの反復】【過去の美術を参照する】の3つのテーマで、当館のコレクションから作品をご紹介いたします。

コレクションから当館の名品をご紹介いたします。パブロ・ピカソやジョアン・ミロといった当館の作品収集の核となった作品に加え、同じ技法やスタイルをくり返すことで新たな境地をひらいた作家として大竹伸朗、アルベルト・ジャコメッティを取り上げます。当館のコレクションを代表する作品4点をご覧いただけます。
色や形など同じ要素の繰り返しは、全体に統一感をもたらし、連続によって独自のリズムを生みます。また、連続した要素は異なる要素の差異を引き立てます。このコーナーでは、草間彌生《無限の網》やフランク・ステラ《シンジャーリ・ヴァリエーションズ》など「反復」を特徴とする作品をご紹介します。
美術の流れのなかで、過去の作品群は幾度となく参照されてきました。このコーナーでは先人の作品を参照、咀嚼し再提示する作品をご紹介します。古代彫刻から印象派、現代美術まで、過去の様々な作品をもとにした作家それぞれの表現6点をお楽しみください。
(※)展示作品は、都合により変更する場合があります。
令和6年度に新たに購入、受贈した作品を紹介します。
金山康喜(1926~1959年):《背広を着た自画像》(1948~50年頃)、《聖ユーレリウスの器(1)》(1949年)
土屋仁応(1977年生まれ):《麒麟》(2019年)
野見山暁治(1920~2023年):水彩画作品
村上早(1992年生まれ):《きろく》(2019年)、《はおる》(2024年)
村上炳人(1916~1997年):《天才児》(1960年代)
当館は、美術出版社で長年に渡り編集者として活躍した故・上甲ミドリ氏(1925~2025年)からご所蔵の作品、資料をご寄贈いただきました。上甲氏は1950年に美術出版社に入社すると、1963年頃まで雑誌『美術手帖』の編集を行い、以降、書籍編集に従事しました。土門拳『古寺巡礼』や石元泰博『シカゴ、シカゴ』などの伝説的な写真集の他、『駒井哲郎版画作品集』や『岡鹿之助作品集』などの重要な画集・レゾネの編集を行い、数多くの芸術家、批評家と親交を結びました。富山県出身の詩人・批評家の瀧口修造(1903~1979年)は上甲氏が敬愛した人物の一人であり、旧蔵品の中には瀧口から送られた手紙や作品、瀧口の旧蔵品も含まれています。上甲氏の「仕事」は編集作業に留まるものではなく、幅広い人的交流の中で、様々な芸術家を公私にわたりサポートし、また、戦後美術の目撃者として美術研究者への協力も惜しみませんでした。
今回の展示では、上甲氏から託された、整理・研究の途上にある膨大な資料の中から、美術作品、書簡、書籍、編集用ファイル、美術出版社関連資料など、代表的なものを紹介します。

上甲ミドリ氏(1950年代、美術出版社編集部内)
コレクション展:一般300円(240円) ()内は20名以上の団体料金
※企画展チケットでコレクション展もご覧いただけます。
【次の方は観覧無料】
(※)詳しくは、富山県美術館ご利用案内(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
富山県美術館のコレクション展では、前身の富山県立近代美術館から現在までの収蔵作品を展示しています。年4回程度さまざまなテーマによる展示替えを行い、多彩なコレクションを紹介。当館2階の展示室1では絵画・彫刻を中心とし、3階の展示室5と展示室6ではポスターや椅子、富山県ゆかりの瀧口修造やシモン・ゴールドベルクのコレクションを展示しています。
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
|---|---|---|
生活環境文化部 富山県美術館 |
076-431-2711 |
広報担当:川浦 企画担当:竹花、遠藤 |
