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更新日:2025年10月9日
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発表日 2025年10月9日(木曜日)
富山県環境科学センター(富山県気候変動適応センター)では、この度、「雪形」の写真を下記のとおり募集いたします。
近年、気候変動の影響により融雪時期の早期化が顕在化しており、「雪形」についてもその出現時期や見え方に変化が生じている可能性があります。富山県気候変動適応センターでは、僧ヶ岳(魚津市、黒部市)と人形山(南砺市、岐阜県白川村)を対象に、過去から現在にかけ撮影された「雪形」の写真を収集、解析することで、気候変動が雪形の出現にどのような影響を与えるのか調査しています。
なお、本研究は(国研)国立環境研究所との共同研究(適応型)により実施しています。
なお、本調査は、令和7年度から9年度まで実施予定です。
ご自身がお持ちの写真で僧ヶ岳、人形山の雪形が写っているものがございましたら、提供をお願いします。
こちらのフォームからご提供をお願いします。(フォームの利用にはGoogleアカウントが必要です。)
電話またはお問い合わせフォームからご連絡をお願いします。個別に受け渡し方法をご案内します。
「雪形」は、山肌の残雪によってできる模様を身近な動物や人などの形に見立てたものです。
富山県では、僧ヶ岳(魚津市、黒部市)と人形山(南砺市、岐阜県白川村)の雪形がよく知られています。
僧ヶ岳の名前は、山頂直下に現れる残雪で縁取られた僧の雪形に由来しています。雪解けの初期の頃には、僧と大入道、猫の雪形が現れます。雪解けが進むにつれて僧の口元には尺八が現れ、大入道と猫の雪形が融合して馬の雪形に変化します。かつては移りゆく雪形を農作業や灌漑の目安としていました。
人形山(にんぎょうざん)では、稜線近くの緑の山腹に、手をつないだ姉妹の人形(ひとかた)が現れ、世界遺産の相倉合掌造り集落等からよく見えます。むかし、五箇山に住んでいた二人の娘が、白山権現のお告げにより母親の病気が治ったことのお礼参りに登山したのですが、帰りに遭難してしまい帰らぬ人となり、それ以来、春の終わりになると山肌に手をつないだ二人の娘がくっきりと表れるようになったという伝説があります。
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
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生活環境文化部 環境科学センター |
0766-56-2869 |
日吉、初鹿、松本 |