安全・安心情報
更新日:2023年9月11日
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クマの秋の主要な食べ物となるドングリの豊凶調査の結果は下記及び別添ファイルのとおりでしたのでお知らせします。
秋のクマは冬眠するために必要な食べ物を求めて奥山から里山まで幅広く行動することが予想され、厳重な注意と対策が必要です。
人身被害等の防止のため今後も目撃痕跡情報に十分注意して下さい。
(関連リンクより、ツキノワグマ出没情報地図【クマっぷ】を確認することができます。)
※ 『ドングリ』
ここで言う「ドングリ」というのは、富山県に主に生育している「ブナ」、「ミズナラ」、「コナラ」のことをさします。
・ブナ(15箇所)…全県:不作、東部:凶作、西部:不作
・ミズナラ(16箇所)…全県:不作、東部:不作、西部:不作
・コナラ(11箇所)…全県:不作、東部:並作、西部:不作
秋のクマの主食とされるドングリの全県での今年の作柄は、ブナが不作、ミズナラが不作で非大量出没年の中でも作柄が悪かった年と同等の結果となりました。特に、県東部ではミズナラは凶作か不作であり、ブナはいずれの箇所も凶作です。
この結果から、ブナが凶作である県東部を中心に低標高域で活動するクマが増加すると予想され、平野部への出没も懸念されます。このため、山裾の集落周辺のほか平野部においてもクマ出没に十分警戒する必要があります。
1.クマを引き寄せない!
(1)クマが人家周辺に引き寄せられる原因となる誘引物の除去に努める。
・利用する予定のないカキなどの果樹は早めに実を取り除き、又は木を伐採する。(取り除いた実は、掘り返されるおそれがあるため、埋めたりせず生ゴミとして処理)
・野菜等は、収穫後の取り残しを農地に残さないこと。
2.クマに出遭わない!
(1)屋外では鈴等で音を鳴らし、人の存在をクマに気付かせる。
・山林や山沿いの農地等では、鈴、笛、ラジオなど携行すること。
・自宅周辺で農作業を行う際であっても鈴、笛、ラジオなど携行すること。
・特に早朝や夕方の外出には十分に注意すること。
(2)クマの隠れ家や通り道とならないよう草刈等の対策を行う。
・河川敷の藪などは、草の刈り払いを行うこと。
・幹線水路は可能な限り通水を行うこと。
・クマの家屋進入を防ぐため、住宅・車庫等の戸締りを行うこと。
3.突発的に近距離で出遭った場合には!
(1)クマを刺激しないよう、静かにゆっくりと後退し、身を隠せる場所に退避する。
(2)退避が困難な場合には、うつ伏せになり、鞄などで頭部、頚部を守る防御姿勢をとる。
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