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更新日:2026年5月22日

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富山県 News Release

大日本山林会「創意工夫」表彰の優秀賞の受賞について

発表日 2026年5月22日(金曜日)

 農林水産総合技術センター森林研究所の中島春樹森林環境課長が、公益社団法人大日本山林会が実施する「創意工夫」表彰行事において優秀賞を受賞しました。5月27日に同会の定時総会にて表彰式が行われますので併せてお知らせします。

1.創意工夫表彰の概要

 大日本山林会は、林業の改良・進歩を目的として明治15年に設立された国内で最も歴史のある林業団体であり、皇族の方が歴代総裁を務めています。同会では、平成22年度から、林業経営の現場における技術的な発明や経営の改善に役立つ創意工夫事案を顕彰する『創意工夫』表彰行事を実施しています。これまで、地域に根ざした林業や森林管理を実践する林業事業体や、関連する技術開発を行う研究者が受賞しています。

2.受賞の概要

(1)受賞者 農林水産総合技術センター森林研究所 森林環境課長 中島春樹

(2)受賞題目 高齢コナラ林を伐採利用し実生更新を促してコナラ林を再生させる施業法

(3)受賞理由

〇「伐っても芽が出ない」高齢の里山コナラ林を再生させる施業法を開発(2022)

かつての里山(コナラ林)は、薪や炭をとるために利用され、伐っても切株から芽が出る(萌芽)ことで再生していました。しかし、放置され高齢化した今の里山コナラ林は、伐っても萌芽が発生しにくく、元のようなコナラ林は再生しないことから、県ではこの技術開発により、以下の課題を解決しました。

※「高齢林の伐採と若返り」による野生生物の出没抑制

うっ蒼とした高齢コナラ林は、人里へ出没する野生動物の格好の住処でしたが、伐採作業で人が入り、コナラ林が若返ることで、クマなどの出没抑制にも繋がる取組みとなりました。

※「実生(みしょう)」による確実な若返り

切株からの萌芽に頼るのではなく、「落ちた種(ドングリ)から新しい若木を育てる」実生更新の仕組みを導入し、次世代のコナラ林を確実に育てる手法を確立しました。

※「環境に良いキノコ」としてブランド化に貢献

この手法で伐採された木は、キノコ栽培の材料(オガ粉)になり、「森の再生に配慮した持続可能な木材」という付加価値が、地域の林業経営を支えています。

3.授賞式

(1)日時 令和8年5月27日(水曜日)13時30分~(大日本山林会定時総会)

(2)場所 航空会館7階大ホール(東京都港区新橋1-18-1)

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農林水産部 農林水産総合技術センター森林研究所

076-483-1511

中島、斎藤