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更新日:2025年12月17日

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富山県 News Release

新しい保存技術を使った炊き込みご飯の提供について

発表日 2025年12月17日(水曜日)

すぐに食べられる米飯製品は、日持ち性を確保することが難しく、一般的な製法では当日限りの消費期限となっていました。食品研究所では、県内業者(柳澤工業)と共同で、梅酢を用いて米飯の酸度を調整することにより、保存のための食品添加物を使うことなく、48時間程度の消費期限を確保する米飯製品の製造技術を開発しました。本技術は炊き込みご飯の「かづりんごはん」に活用され、「らいちょうキッチン」と「やなぎまち子ども食堂」より販売予定です。今回は、PR目的で未成年(高校生以下)の方に、無償提供いたしますので、ご案内いたします。

日時

令和7年12月24日(水曜日) 朝7時頃より、無くなり次第終了

場所

電鉄富山駅コンコース(らいちょうキッチン販売所)

提供物品

味ごはん「かづりんごはん」

提供対象

高校生以下の方に無償配布

【研究成果の概要】

米飯が保存により腐敗する原因は、微生物が増殖すること、特に熱に強い耐熱性菌が生き残って増殖し、腐敗につながることが多いです。炊いた直後の菌数「初発菌数」は、酸性で炊飯することにより抑えられますが、添加物ではない「梅酢」を、水にわずかに加えて炊飯することにより、初発菌数を抑えることに成功し、通常24時間以内が多い消費期限を、少なくとも48時間程度に延長することが可能となりました。保存に関する食品添加物を使うことなく、安全安心な商品となりました。風味も酸味を強く感じることはなく、良好に仕上がりました。

「かづりんごはん」パッケージ 「かづりんごはん」中身

場所を提供いただきます富山地方鉄道株式会社様に深く謝意を表します。

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

農林水産部 農林水産総合技術センター食品研究所

076-429-5400

鍋島