安全・安心情報
更新日:2025年8月15日
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発表日 2025年8月15日(金曜日)
ダイズ吸実性カメムシ類の多発に注意
ダイズ吸実性カメムシ類が多発しており、子実被害の増加や大豆の青立ち※の発生の増加が懸念されます。このため2回の基本防除を徹底するとともに、基本防除後も発生が多い場合は、追加防除が必要です。(※青立ちとは収穫期においても落葉せず、茎や葉が緑色の状態のこと)
病害虫名 ダイズ吸実性カメムシ類
県下全域
多い
(1)大豆の病害虫発生予察定点調査ほ場にて払い落とし調査を行ったところ、払い落とし頭数は0.58頭と発生の多かった前年(0.57頭)並で、平年(0.13頭)より多く、調査を開始した平成14年から最も多い。
(2)払い落とし調査では、全てのカメムシが平年より多く、特にイチモンジカメムシとトゲシラホシカメムシが多い。
(3)8~9月の気温は高いと予報されており、カメムシ類の活動が活発になると予測される。
(1)莢伸長期と子実肥大期の2回の基本防除を確実に実施する。
(2)基本防除後もダイズ吸実性カメムシ類がほ場内で確認される場合は、追加防除を確実に実施する。
(3)山際等の常発地では、事前に追加防除を検討する。
(4)薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統の薬剤の使用を避ける。
【留意事項】
農薬散布にあたっては、事前に周辺住民等に対して十分な周知に努め、周辺作物や住宅地等への飛散防止を徹底するとともに、農薬の使用回数、使用時期等の基準を遵守する。
養蜂が行われている地域では、農薬散布前に養蜂業者へ連絡するなど、ミツバチの危害防止対策に努める。
詳しくは農業研究所ホームページを参照してください。
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
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農林水産部 農林水産総合技術センター |
076-429-2111 |
農業研究所:向野、八木 |