令和6年度農業農村整備優良地区コンクール農村振興局長賞の受賞について
発表日 2025年3月27日(木曜日)
令和6年度農業農村整備優良地区コンクール(農業振興部門)において黒部市若栗南部地区の有限会社林農産が、農村振興局長賞を受賞されましたのでお知らせします。
1.農業農村整備優良地区コンクールについて
- 本コンクールは、全国土地改良事業団体連合会が主催し、農業農村整備事業を契機として、豊かで競争力のある農業や美しく活力のある農村の実現に取組んでいる地区などを表彰するものです。
- 令和6年11月に開催の選定審査会で、農業振興部門において農林水産大臣賞に2地区、農村振興局長賞に4地区、全国水土里ネット会長賞に5地区が選ばれ、うち黒部市若栗南部地区の有限会社林農産が農村振興局長賞に選定されました。
【選定基準(農業振興部門)】
農業農村整備事業を契機として、以下の事項について特に優れた成果が見られ、他地域への波及効果が顕著であって先進的事例としてふさわしい地区や組織
- 農業生産の拡大・多様性による収益の拡大
- 6次産業化等による雇用と所得の創出
- 農地の大区画化やスマート農業等の導入による生産コストの削減
- 担い手への農地の集積・集約化の加速
- 農業経営の法人化等の促進
2.県営農地整備事業「若栗南部地区」の概要
- 受益面積:127.1ha
- 主要工事:用排水路工16.1km、農道工0.24km
- 総事業費:7億100万円
- 事業期間:平成23年度~平成29年度
3.受賞者の概要
- 若栗地域の農業を担う中心経営体であり、事業を契機に水稲に加え、園芸作物(白ねぎ、里いも、丸いも、キャベツ、白菜、ブロッコリー)の導入による複合経営の取組を実施してきました。
- 複合経営や米の販路拡大による経営の安定に伴い、経営面積が拡大し、100haを超え、市内初のメガファームへ成長しました。
- 園芸作物の導入に伴い従業員の雇用人数を増やすとともに、市内の社会福祉法人と協力し、障がい者へ白ねぎの選別や結束・箱詰め作業等を依頼する「農福連携」を実施しています。
- 人材育成にも力を入れ、県の農業研修機関「とやま農業未来カレッジ」の研修生や農業高校の課外学習の受入れ、地元小学校の学校田の設置・運営を通じて、農業を身近に感じられる環境づくりと次世代の人材確保に貢献しています。

若栗南部地区エリアの空撮写真

事業を契機に導入した「白ねぎ」の収穫状況
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農林水産部 農村整備課農地整備係 |
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舛﨑、石村 |