更新日:2021年2月24日

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《オマケ》黒四発電所なんでけ物語

※「なんで…け?」とは、富山の言葉で「なぜですか?」という意味です。

1.なんでこの発電所ちゃ、地下にあるがけ?

A その理由は次のとおりです。

  • 中部山岳国立公園区域内であるため、国立公園法に基づく許可条件として可能な限り自然の景観をそこなわないようにする必要がありました。
  • 半年にもおよぶ積雪や、頻繁に発生する雪崩などの厳しい自然条件から設備を守る対策が必要でした。

*この地下には発電所だけでなく、電圧をかえるための変電所及び電気の流れをかえるための開閉所もあり、世界にも例のない完全地下式発電所となっています。
*雪崩は「点発生表層」、「面発生表層」及び「面発生全層」に3分類され、それぞれさらに、「乾雪」、「湿雪」の6種に分類されます。この内「乾雪の表層雪崩」は、「泡なだれ」とも呼ばれ、黒部峡谷でしばしば発生します。

2.この発電所造ったとき、どんだけの人手とお金がかかったがけ?

A

  • 黒部ダムと発電所を建設するために、昭和31年7月から38年6月まで7年をかけて、延べ1千万人の人手と約513億円の費用が投入されました。

3.この発電所造ったとき、どんだけの土砂がでたがけ、そんで掘った土砂ちゃ、どこへ持っていったがけ?

A

  • 建設のために掘削した土砂の量は、発電所などの地下構造物のほかに工事用として多数のトンネルを掘削したため、約50万立方メートルになりました。この土砂は発電所近くの人見平と東谷付近に収容しました。現在、人見平には社員や工事関係者が宿泊する寮があります。
  • 土砂の量を数字でいわれても、イメージしにくいと思います。皆さんにご覧いただく発電機室の大きさは幅20メートル、長さ120メートル、高さ40メートルありますので、体積は約10万立方メートルとなります。この発電機室の5杯分相当の土砂を想像してみてください。また、東京ドームの体積が124万立方メートルですので東京ドームを見たことがある人はその約40%の大きさを想像してください。

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