安全・安心情報
更新日:2025年11月6日
ここから本文です。

発表日 2025年11月6日(木曜日)
衛生研究所の研究成果を広く県民の皆様に知っていただくとともに、当所の調査研究活動についてご理解をいただくため、研究成果発表会を開催します。
今年度は、大石所長の基調講演と、各部の日頃の調査研究の成果等の発表を行います。
衛生研究所では、健康危機管理や県民の健康増進等を推進する「地域の科学的・技術的中核機関」として、調査研究、技術研修・指導、公衆衛生情報の収集・解析・提供などを行っています。
この研究成果発表会は、当所の調査研究活動についてご理解をいただくため、県民の方々を対象に行うものです。
令和7年11月14日(金曜日)14時30分~16時40分
富山県薬事総合研究開発センター創薬研究開発センター2階大会議室
射水市中太閤山17-1
TEL:0766-56-5506(衛生研究所代表)
オンライン参加可能(Zoom使用)
COVID-19パンデミックを経て、2022年に地方衛生研究所(地衛研)が法律に位置付けられました。富山県衛生研究所は県庁、厚生センター・保健所、県民に感染症情報を提供し、感染症情報のリスクを評価し、情報提供します。平時から地域の感染症危機への備えを強化し、県民と双方向の情報共有をしたいと考えています。
急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスは、1.流行しやすいARIの発生動向の把握、2.未知の呼吸器感染症が発生し、増加し始めた場合に迅速に探知する体制の整備、3.国内のARIの発生状況について、国民や医療関係者の皆様へ情報が共有できる体制を整備すること、を目的として、R7年度から全国一斉にスタートしました。本検査の概要とこれまでに当所で実施した検査結果を紹介します。
結膜炎はウイルスなど多様な原因で起こる眼疾患です。2025年の第3~24週に、県内の1眼科定点医療機関から急性出血性結膜炎の届出数が増加しました。このため、多数検体で原因ウイルスの検出を試みましたが、すべて陰性であったため、一部の検体でメタゲノム解析を実施したところ、原因は肺炎球菌と判明しました。本事例の全容について、調査・解析結果を報告します。
高齢者肺炎球菌ワクチンは2014年10月に定期接種となり、約10年経過しましたが、全国の接種率は40%前後で低迷しています。市町村によって個別通知の有無や自己負担額などの実施状況は異なり、実態は把握できていません。今回、全国の市町村における高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種の実施状況を調査し、定期接種率との関連について評価した結果を紹介します。
富山県内の豊かで優れた水環境を紹介するため選定された「とやまの名水」には、飲用されているものがあります。当所では、県が策定した「とやまの名水」衛生管理マニュアルに基づき、平成15年度から令和6年度まで、飲用される「とやまの名水」の水質調査を継続して実施してきました。本発表では、理化学検査項目の経年変化に着目し紹介します。
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
|---|---|---|
厚生部 衛生研究所研究企画部 |
0766-56-8146 |
笹島 |