更新日:2026年3月30日

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富山県 News Release

食中毒の発生について

発表日 2026年3月30日(月曜日)

砺波厚生センター管内で、有毒植物「スイセン」による家庭での食中毒が発生しました。

砺波厚生センターが調査したところ、患者は3月25日(水曜日)に、自宅の畑で採取した植物を夕食時に家庭で調理しており、食事を喫食した1家族2名が、嘔吐の食中毒様症状を呈していることが判明しました。

1.探知

令和8年3月26日(木曜日)8時50分頃、南砺市内の医療機関から「スイセンと思われる植物を喫食した患者を診察した」旨、砺波厚生センターに連絡があった。

2.患者の状況(3月30日(月曜日)11時現在)

  1. 喫食者数:3名
  2. 患者数:2名(2名とも医療機関を受診し、入院者はなし。)
  3. 年齢:70歳代、80歳代(男性1名、女性1名)
  4. 主な症状:嘔吐

3.原因施設

家庭

4.原因食品

以下のことから、「スイセン」を原因食品とする食中毒と断定した。

  1. 患者宅の畑を確認したところ、アサツキに混じって有毒植物である「スイセン」が自生していたこと
  2. 患者がその畑からアサツキと思い採取した植物を検査したところ、「スイセン」に含まれる有毒成分リコリン及びガランタミンが検出されたこと
  3. 患者の症状と潜伏期間が「スイセン」によるものと一致していたこと

【アサツキとスイセンが混じって自生している様子】※アサツキとスイセンの判別困難

アサツキとスイセンが混じった様子

5.病因物質

植物性自然毒(スイセン)

6.スイセンによる食中毒について

【特徴】

〇ユリ目ヒガンバナ科スイセン属に分類される植物です。

〇観賞用に全国で栽培されるほか、野生化して広く分布しており、庭先等でよく見られます。

〇葉が「ニラ」、「ノビル」に似ているため、花が咲いていないと間違えることがあります。

〇鱗茎は「タマネギ」に似ています。

〇「スイセン」には有毒成分であるヒガンバナアルカロイド(リコリン、ガランタミン等)が含まれています。

〇葉や球根など、全草が有毒部位です。

【症状】

〇食後30分以内の短い時間で悪心、嘔吐、下痢等を起こします。

 

7.食中毒の発生状況(令和8年3月30日現在、本事例含む)

年次 令和8年 令和7年
食中毒発生件数 7件(132名) 26件(1,081名)

( )内は患者数(富山市分を含む)

8.食中毒事例(過去3年)

   

令和7年

令和6年

令和5年

全国

事件数

1,172

1,037

1,021

患者数

24,727

14,229

11,803

富山県

(富山市分を含む)

事件数

26

18

10

患者数

1,081

123

55

 

9.有毒植物による食中毒の予防のポイント

全国では毎年、春先から初夏にかけて、有毒植物の誤食による食中毒が多く発生しています。

令和7年は、イヌサフラン、バイケイソウ、スイセン等の有毒植物による食中毒事例が17件(患者数40名、死者1名)報告されています。

〇よくわからない植物は、絶対に「採らない、食べない、売らない、人にあげない」ようにしましょう。

〇家庭では、野菜と園芸植物を近くに植えないようにしましょう。植えた記憶がない植物は食べないようにしましょう。

〇身近な植物をむやみに食べないようにしましょう。

厚生労働省作成の下記ホームページを参照いただき、有毒植物の誤食を防止しましょう。

もし、中毒だと思ったら、すぐに医師の診察を受けましょう。食べたものが残っている場合は、受診の際、持参してください。

関連リンク

〇厚生労働省のホームページ

 有毒植物による食中毒に注意しましょう(外部サイトへリンク)

 自然毒のリスクプロファイル(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

 観賞用植物の誤食に注意!(リーフレット)(PDF:669KB)(別ウィンドウで開きます)

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

厚生部 生活衛生課

076-444-3230

食品乳肉係 西尾、田中