くらしの安心情報第133号
くらしの安心ネットとやま
平成29年10月10日
◆◆ お知らせ ◆◆
○「富山県消費者大会」へのご出展、ご参加について(お礼)
先般、開催しました平成28年度「富山県消費者大会」において、くらしの安
心ネットとやまの参加団体・機関の皆さま方にはご多忙にもかかわらず、ご出
展及び多くのご参加をいただき誠にありがとうございました。深く感謝申しあ
げます。
今後とも、くらしの安心ネットとやまの活動にご支援、ご協力を賜りますよ
うお願いいたします。
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目 次
●悪質商法に関する情報(PDFファイルで添付等)
☆『市役所から、「医療費の過払いがある。」と電話があり、県庁の総合医療
課に連絡するよう指示された。不審だ…。』
(情報ファイル183)
●製品等の安全・安心情報
☆高齢者の死亡・重傷事故を防ぐために
〜ストーブ、介護ベッド及び関連製品、
脚立、電動車いすなどの事故に注意〜
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【製品等の安全・安心情報】
◇◇◇ 高齢者の死亡・重傷事故を防ぐために ◇◇◇
〜ストーブ、介護ベッド及び関連製品、
脚立、電動車いすなどの事故に注意〜
平成24年度から平成28年度の5年間の製品事故情報の中から65歳以上の高齢
者(※1)が被害に遭った事故(以下、「高齢者の事故」という)を整理しました。
NITE(ナイト)が収集した、平成24年度から平成28年度の製品事故情報のう
ち、高齢者の事故は1,280件となっており、そのうち死亡事故126件、重傷事故
176件に上っています。
高齢者の死亡及び重傷事故は事故の原因が製品の使い方によるものが約6割
と多く、事故の防止には、高齢者本人だけでなく家族や周囲の方々の注意や理
解も重要です。
高齢者の事故を、65歳以上70歳未満、70歳以上80歳未満、80歳以上で整理す
ると、事故の発生状況に差があり、年代が上がるにつれて被害の程度が重篤化
する傾向にあります。また、事故発生件数の多い製品にも差があり、それぞれ
気を付けるポイントがあります。
高齢者の事故を防ぐためのポイント
◆70 歳以上の皆様へ
高齢者の死亡事故が最も多い製品はストーブです。例として、ガソリンの誤
給油や給油時にカートリッジタンクを十分に締めていなかった事故などが挙げ
られます。ストーブの誤った使い方、慣れや油断は禁物です。この機に安全装
置の付いた製品への買い替えも検討しましょう。
◆80 歳以上の方とご家族や周囲の皆様へ
80 歳以上から介護ベッド周りの製品による死亡・重傷事故が増えます。最も
多いのが、ベッド周りの隙間に頭や首など身体を挟まれる事故です。介護者は
介護ベッド及び関連製品の隙間に細心の注意を払い、わずかな隙間でも保護カ
バーを掛けるなど対策を取ってください。
◆屋外などで作業をされる高齢者の方へ
脚立・はしご・踏み台からの転落による重傷事故に注意しましょう。65 歳以
上では庭木の剪定(せんてい)中や清掃中の事故が多く報告されています。自
分の体力や運動能力を過信せず、無理をしないよう心がけてください。
(※1)本資料では、WHO(世界保健機構)が定義する高齢者(65 歳以上)を対象
として、集計、分析を行った。
●NITE(製品評価技術基盤機構)
「高齢者の死亡・重傷事故を防ぐために」
−ストーブ、介護ベッド及び関連製品、脚立、電動車いすなどの事故に注意−
説明資料 http://www.nite.go.jp/data/000086568.pdf
ポスター http://www.nite.go.jp/data/000055703.pdf
http://www.nite.go.jp/data/000086562.pdf
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:穴井、酒井、向井
電 話:06−6612−2066
FAX:06−6612−1617
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