更新日:2023年9月11日

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くらしの安心情報第204号

くらしの安心情報第204号
くらしの安心ネットとやま
令和5年9月11日

目次

  • 悪質商法に関する情報(PDFファイルで添付等)
    • 『市役所から「保険料の還付がある。手続きをするように。」と電話があった。今日は市役所の閉庁日であり、不審だ…。』
      (情報ファイルNo.254)情報ファイルNo.223(PDF:100KB)
  • 製品等の安全・安心情報
    • 見守って防ごう!高齢者の事故
      ~電動車いす・介護ベッドによる事故の2人に1人が死亡~
    • 停電時の発電機による CO 中毒や、復旧後の通電火災に注意!
      ~災害をきっかけにした製品事故を防ぎましょう~

製品等の安全・安心情報

見守って防ごう!高齢者の事故

~電動車いす・介護ベッドによる事故の2人に1人が死亡~

 高齢者(※1)の生活をサポートする製品として、電動車いすや介護ベッド(※2)があります。身体活動を補助し、日々の生活を豊かにする製品ですが、不注意や誤った使い方で大きな事故につながるおそれがあります。実際に、これら2製品は高齢者における重大製品事故の発生件数が多く、重傷・死亡発生率も高くなっています。独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原]は、電動車いすや介護ベッドを使用する上で気を付けるポイントをお知らせします。

 2013年から2023年(2023年は7月末まで)にNITEに通知のあった製品事故情報(※3)では、高齢者が被害者となった電動車いす・介護ベッドの事故は合計101件(電動車いす:52件、介護ベッド:49件)ありました。そのうち死亡事故は合計49件(電動車いす:26件、介護ベッド:23件)、重傷事故は合計32件(電動車いす:16件、介護ベッド:16件)発生しており、事故の8割が死亡・重傷事故となっています。特に今年は、7月時点で電動車いすの事故がすでに8件(死亡6件、重傷1件、製品破損1件)起きています。

 電動車いすの事故は、屋外における単独使用時に事故が発生しています。使用上の注意をよく確認し、危険な場所の通行を避けたり、誤った使い方をしないよう気を付けたりすることで防げるものが少なくありません。また、介護ベッドの事故は、ベッド周りの隙間に頭や首など体を挟まれる事故が最も多くなっています。挟まる危険性のある隙間ができてしまっていないかを確認し、対策しておくことで防げる可能性が高いです。

 高齢者の事故を防ぐために共通していえることは、使用者本人のみが気を付けるだけでなく、家族や周りの方々が気を配ることも大切です。例えば、使用者だけでなく周りの家族も取扱説明書をしっかり確認しておくことで、誤った使い方に気付けたり、非常時に迅速な対処が可能になります。

 高齢者はご自身の身を守るために、周りの方々は高齢者を見守るためにも気を付けるポイントを確認し、事故を未然に防ぎましょう。

■電動車いすの気を付けるポイント
 ○事前に十分な練習を行い、利用する道路状況を介助者とともにあらかじめ確認する。
 ○踏切の通行はできるだけ避ける。
 ○体調不良時や飲酒時、夜間に使用することをできるだけ避ける。
 ○乗車前点検、定期点検を行う。

■介護ベッドの気を付けるポイント

 ○安全基準を満たした製品を使用する。
 ○クッションや保護カバー等で、挟まるおそれがある隙間をできるだけなくす。

(※1)本資料では、内閣府の高齢社会白書の定義に合わせて65歳以上を高齢者としています。
(※2)介護ベッド用の手すりやサイドレールも含めています。
(※3)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。

●NITE(製品評価技術基盤機構)
☆見守って防ごう!高齢者の事故
 ~電動車いす・介護ベッドによる事故の2人に1人が死亡~

説明資料 URL : https://www.nite.go.jp/data/000151093.pdf
ポスター URL : https://www.nite.go.jp/data/000151070.pdf
映像資料 URL :
『電動車いす「4.下り坂でニュートラル走行」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03100103.html
『電動車いす「6.路肩で脱輪」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03260102.html
『電動車いす「9.踏切事故(ハンドル型)」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/2018122001.html
『電動車いす「10.踏切事故(ジョイスティック型)」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/2018122002.html

 《問合せ先》
 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
 担当者:宮川、山崎、岡田
 Mail: ps@nite.go.jp
 Tel : 06-6612-2066

停電時の発電機による CO 中毒や、復旧後の通電火災に注意!

~災害をきっかけにした製品事故を防ぎましょう~

 9月1日は防災の日。台風等による停電の際に使用される携帯発電機において不十分な換気により一酸化炭素中毒となる事故が毎年発生しています。さらに、停電復旧後の通電に伴う火災にも注意が必要です。改めて事故を防ぐための対策をお願いします。

 自然災害が発生したとき、災害そのものによる被害だけでなく、災害をきっかに製品事故が発生することがあります。
 災害による停電が長期化する場合の非常電源として携帯発電機をお持ちのご家庭が増えています。しかし、携帯発電機の排ガスには毒性の強い一酸化炭素(CO)が含まれており、屋内や風通しの悪い場所での使用による死亡事故も報告されています。
 さらに、停電復旧後の通電により、電熱器具が周囲の可燃物に接触していたことによる発火や、家電製品の水没や部品の破損によりショートして発火するなどの製品事故も発生しています。
 以下の注意点に従って、安全に使用しましょう。

【携帯発電機の使用時の注意】
○屋内では絶対に使用しないでください。発電機運転中の排ガスには一酸化炭素が含まれており、屋内で使用すると一酸化炭素中毒になるおそれがあります。
○屋外であっても、自動車内やテント内で使用すると屋内と同等以上の危険性があります。排ガスが逆流しないように出入口、窓など開口部から離れたところ、かつ、風通しの良いところで使用してください。

●NITE(製品評価技術基盤機構)
☆停電時の発電機による CO 中毒や、復旧後の通電火災に注意!
 ~災害をきっかけにした製品事故を防ぎましょう~

説明資料 URL : https://www.nite.go.jp/data/000151060.pdf
映像資料 URL :
『災害時の一酸化炭素に注意!』
https://www.youtube.com/watch?v=jyWw8gj7TpE
『携帯発電機「1.室内で使用して一酸化炭素中毒」』https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/2021012801.html
『その他「2.浸水した家電製品から発火」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/2021082601.html

 《問合せ先》
 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
 担当者:山崎、宮川、岡田
 Mail: ps@nite.go.jp
 Tel : 06-6612-2066

 経済産業省製品安全課製品事故対策室
 担当者:伊藤、佐々木
 Mail: bzl-seihin-anzen@meti.go.jp
 Tel : 03-3501-1511 (内線 4311~3)

 消費者庁 消費者安全課
 担当者:尾崎、丁畑
 Tel : 03-3507-9200
 Fax : 03-3507-9290
 URL : https://www.caa.go.jp

お問い合わせ

所属課室:生活環境文化部消費生活センター 

〒930-0805 富山市湊入船町6-7 富山県民共生センター内

電話番号:富山本所 076-432-9233、高岡支所 0766-25-2777

ファックス番号:富山本所 076-431-2631、高岡支所 0766-25-2890

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