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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第109号
くらしの安心ネットとやま
平成27年10月13日
先般、開催しました平成27年度「富山県消費者大会」において、くらしの安心ネットとやまの参加団体・機関の皆さま方にはご多忙にもかかわらず、ご出展及び多くのご参加をいただき誠にありがとうございました。深く感謝申しあ
げます。
今後とも、くらしの安心ネットとやまの活動のご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
介護ベッドや電動車いす等の福祉用具は、高齢者や障害のある方々の自立した社会生活を支援する製品として欠かせない製品です。しかし誤使用や不注意などによって事故が発生することも多く、特に高齢者の場合「死亡」「重傷」といった重篤な被害に至るおそれがあるため、事前の対策及び使用時の注意が必要です。
9月21日の敬老の日を迎えるにあたって、福祉用具による高齢者の事故を防ぐため、今般、注意喚起を行うこととしました。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報(※1)において、福祉用具による高齢者(※2)の事故は、平成22年度~平成26年度までの5年間に合計147件(※3)ありました。このうち55件(37.4%)が使い始めから1年未満に発生しており、使用に不慣れだったことが事故の原因のひとつと推測されます。
また、被害状況を見ると、「死亡」「重傷」といった重篤な被害が100件(68.0%)と多く発生しています。高齢者や障害のある方の場合、とっさに危険を回避することが困難で、事故が発生したときに被害が大きくなる傾向があります。
福祉用具による高齢者の事故を防止するため、介護ベッドの安全性を強化したJISの改正や隙間への挟み込みを防止する部品の配布、電動車いすの運転講習会の開催など、行政機関や業界団体による事故防止の取組が行われていますが、さらなる事故の発生を防止するため、福祉用具を使用される高齢者の皆様や、家庭や病院、介護施設で介護に携わる皆様への注意を含め、注意喚起を行うこととしました。
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
(※2)WHOが定義する高齢者(65歳以上)を対象として集計、分析している。
(※3)平成27年7月31日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:池谷、西澤
電話:06-6942-1113
FAX:06-6946-7280
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