安全・安心情報
トップページ > くらし・健康・教育 > 生活・税金 > 消費生活 > 富山県消費生活センター > くらしの安心情報(一覧) > くらしの安心情報第108号
更新日:2021年2月24日
ここから本文です。
くらしの安心情報第108号
くらしの安心ネットとやま
平成27年9月10日
来る10月9日(金曜日)に、消費者のみなさんに消費生活に関する知識と理解を深めていただくため、下記のとおり平成27年度「富山県消費者大会」を開催します。(富山県・富山県消費者協会・くらしの安心ネットとやま主催)
事前の申込みは不要ですので、多くの方々に参加いただきたくご案内申しあげます。
(詳細は、
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1711/kj00014667.html(富山県のページ)
http://www.pref.toyama.jp/branches/1731/pdf/H27syohisya_taikai.pdf(富山県のページ)(PDF:478KB)
をご覧ください。)
折り畳み式の樹脂製踏み台(以下「踏み台」という)は、省スペースでかつ軽量であることから、屋内外の様々な場面で使用されております。現在、製造・輸入事業者12社の製品がホームセンター等から販売されていることが確認されています。
これらの踏み台が関係した事故は、1997年以降に13件がNITEに報告されています。その被害状況は、重傷4件、軽傷8件、製品破損1件となっており、そのうち10件の事故で踏み台の破損が確認されています。
重傷事故の発生事例では、使用者がキャンピングカーの車内から踏み台を経由して降りる際に段差解消目的で使用(約30cmの高さ)したときに、踏み台が破損したため、転倒して足を骨折したもので、踏み台が破損に至る動的な衝撃力がかかったものと推定されます。
なお、この製品に関しては、事故後に製品リコールが実施されています。
踏み台が折り畳み式であり、樹脂製の踏み台であることを考慮すれば、飛び乗りや飛び降り、飛び跳ね等の動的な衝撃力がかかる使い方は注意すべきですが、一部の製品にのみ、製品本体及び取扱説明書での注意警告表示が記載されているのが現状です。
また、踏み台がいすとして使用されていることが想像されます。いすとして使用する場合、立っている位置から腰を下ろす際に、同様に衝撃力がかかりますが、そのような使い方についての注意警告表示は記載がありません。
このような状況を受けて、現在市販されている踏み台12銘柄の強度について調査を実施しました。試験方法およびその結果は、以下のとおりです。
以上の市販品の調査結果を踏まえ、折り畳み式の樹脂製踏み台を、適切に正しく使用していただくために、消費者(使用者)が注意すべきこと、製造・輸入事業者が製品として対応すべきことを明確にし、踏み台の破損・転倒事故を防止するために、今回注意喚起を行うこととしました。
※1 EN規格(BSEN)規格(英国)14183:Step stools
※2 JIS規格(日本)S1203:家具-いす及びスツール-強度と耐久性の試験方法
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:池谷、古田、樋口
電話:06-6942-1113
FAX:06-6946-7280
お問い合わせ
関連情報
目的別情報
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください