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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第104号
くらしの安心ネットとやま
平成27年5月12日
新年度を迎え、入学、進学などに際して新たに自転車(※1)を購入し、使用する機会が増えるこの時期(4月~5月)に、子ども(※2)、中学生及び高校生の事故(以下「自転車による子どもの事故」という。)が、多く発生しています。
お子様及び保護者の方々が自転車の正しい使い方を理解し、事故を未然に防止していただくため、注意喚起を行うこととしました。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報(※3)において、自転車による子どもの事故は、平成21年度~平成25年度までの5年間に112件(※4)ありました。そのうち、36件(32.1%)が4月~5月に発生しています。
被害状況別に見ると、重傷事故42件(37.5%)、軽傷事故54件(48.2%)、製品破損(※5)15件、被害なし1件となっており、人的被害の割合が高くなっています。
また、被害者の年齢及び製品別に見ると7歳(小学生)以上においては一般用自転車(シティ車)による被害が多くなっています。
自転車による子どもの事故では、製品に起因するもののほか、誤使用や不注意な使い方などによるものも多く、次のような事故が多く発生しています。
自転車の走行時には時速20km近いスピードに達することもあり、転倒すると骨折などの重傷事故に至るおそれがあるため、注意が必要です。
NITEに通知された自転車による子どもの事故情報には、走行時の注意事項を守る、事故の予兆に早めに気がつく等の運転者自身が注意するもののほか、定期的な点検を実施する等、保護者の方がお子様とともに注意していただくことで、未然に防ぐことができるものが多くありますので、そのポイント等についてご紹介いたします。
(※1)一般用自転車(シティ車)、子ども用自転車、折り畳み自転車、電動アシスト自転車を含む。ただし、玩具に分類される三輪車やブレーキを搭載しないピストバイク等は含まない。
(※2)ISO/IECガイド50が定義する子ども(満15歳未満)に加え、~19歳(通学等に自転車を用いる機会が多いと考えられる中学・高校生を含む)を対象とする。また、子どもが使用している時の自転車事故を扱う。
(※3)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
(※4)平成27年2月27日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
(※5)被害状況別で、人的被害と同時に物的被害が発生している場合は、人的被害の最も重篤な分類でカウントし、物的被害には重複カウントしない。
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:池谷、西澤
電話:06-6942-1113
FAX:06-6946-7280
ウォーターサーバーは、平成23年度以降、いつでも熱湯、冷水を利用でき、重たい水を配達してくれる利便性から急速に普及し、平成26年末には普及台数が約340万台となっています。ウォーターサーバーは、内部に70℃~90℃の熱湯を蓄えているものが多く、乳幼児(※1)が蛇口(※2)を触っているときにチャイルドロック(※3)を解除するなどして出湯し、やけどの事故に至ることがあり、ウォーターサーバーの普及に伴って乳幼児のやけど事故が増加しています。
NITEは、平成26年度にウォーターサーバーのチャイルドロックに関する事故防止を目的とした調査(経済産業省受託事業)を実施し、その調査結果(※4)を踏まえて、ウォーターサーバーの使用者及び店舗・公共施設等でのウォーターサーバー設置管理者に対して、事故の未然防止を図るため注意喚起を行うこととしました。
併せて、経済産業省は、「ウォーターサーバーのチャイルドロックに関する事故防止策の検討及び取りまとめ」(以下「METI報告書」とします。)を本日(平成27年4月23日)公表しましたので、METI報告書に盛り込まれているウォーターサーバーの製造・輸入事業者に向けた事故防止対策の概要をご紹介します。
[事故事例]
(※1)0歳~6歳
(※2)ここでは、ウォーターサーバーの熱湯が出る温水用蛇口をいう。
(※3)ここでは、乳幼児によるウォーターサーバーの通水を困難とする機能をいう。
(※4)NITEは、事業の一環として、自ら収集した事故に加え、消費者庁及び国立成育医療研究センターが収集した事故情報についての調査・分析を行った。
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:池谷、鷺坂
電話:06-6942-1113
FAX:06-6946-7280
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