くらしの安心情報第103号
くらしの安心ネットとやま
平成27年 4月10日

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                目 次

●くらしの安心情報(PDFファイルで添付等)

 ☆『一人暮らしの高齢の母が、訪問してきた業者と、高額な布団の湿気取り
  パットの契約をしていました。解約したいのですが…。』
 (情報ファイル153)

●製品等の安全・安心情報

 ☆エコ等をうたったフライパン、釜等によるCO中毒の防止(注意喚起)
 ☆電源コード及び配線器具による事故の防止(注意喚起)

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【製品等の安全・安心情報】

◇ エコ等をうたったフライパン、釜等によるCO中毒の防止(注意喚起) ◇

 エコ等をうたい、加熱性や保温性を高めたフライパン、釜等のガスこんろ上
で使用する調理用製品において、製品の使用中に一酸化炭素(以下「CO」とい
う。)警報器が鳴動するといった情報が、最近NITE(ナイト)に4件報告されて
います。
 これらの情報は、NITE(ナイト)に通知された製品事故情報(※1)として報告
されたものであり、いずれの事象も、人的被害や物的被害は発生していません
が、一般的な構造のフライパン、釜等と比較して、その構造上、排出されるCO
濃度が高いため、CO警報器が鳴動したり、場合によっては死亡に至るおそれが
あります。

 CO濃度が高くなる原因としては、加熱性や保温性を高めるため、フライパン
などの底面の形状を、平面ではなくひだ状の構造(フィン)にしたり、釜の構
造を、外枠(外釜)と内枠(内釜)といった二重構造にしていること等によっ
て、供給されたガスの完全燃焼に必要な空気の供給が制限され、空気不足によ
る不完全燃焼(※2)を引き起こし、CO濃度が上昇したものと推定できます。

 これらの製品について、現時点ではCO中毒等は発生しておりませんが、使用
環境、換気状況によっては死亡等の重大事故に至る可能性があるため、今回、
緊急に注意喚起を行うこととしました。

 なお、過去には「省エネ」をうたった「省エネ五徳」という製品を、ガスこ
んろの五徳部分に装着して使用したことで、CO中毒による3件(※3)の死亡事故
が発生しています。

(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情
    報収集制度により収集した非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害な
    し)を含む。
(※2)不完全燃焼とは、空気が不足している、ガスと空気との接触又は混合が
    不十分である等の理由によって、ガスが完全燃焼せず、途中で酸化反応
    を停止する現象をいう。不完全燃焼を起こすと、COが含まれるガスが空
    気中に放出されるため、CO中毒になるおそれがある。
(※3)平成9年6月16日、同年12月16日及び平成13年4月22日の3件。現在、省エ
    ネ五徳は販売されていない。
    http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/specialnews/019trive.html

 ●NITE(製品評価技術基盤機構)
「エコ等をうたったフライパン、釜等によるCO中毒の防止(注意喚起)」
説明資料 http://www.nite.go.jp/data/000064144.pdf
ポスター http://www.nite.go.jp/data/000064121.pdf

 《問合せ先》
 製品安全センター
 担当者:鬼頭、池谷、長田、西澤
 電 話:06−6942−1113
 FAX:06−6946−7280

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◇◇◇  電源コード及び配線器具による事故の防止(注意喚起) ◇◇◇

 3月16日に神奈川県で、延長コードをねじり接続したことが原因と推測される
火災が発生しました。また、2月11日には静岡県で、コードリールの定格容量を
超えて使用していたことが原因と推測される火災が発生しており、電気製品の
電源コード及び延長コード(配線器具)による事故が連続して起きています。

 電源コード及び配線器具は、電気製品に電力を供給する重要な役割を担う部
分ですが、見た目での危険を認識しづらく、誤った取扱いを続けることによっ
て電源コードが異常発熱して事故に至るおそれがあります。

 電源コード及び配線器具の事故防止のための注意喚起に関しては、平成27年1
月29日(木)にも実施しているところですが、今回、電源コード及び配線器具
が原因と推測される事故が発生したことをふまえ、事故を防止するため、再度
注意喚起を行うこととしました。

 なお、NITE(ナイト)に通知された製品事故情報(※1)において、平成21年度
から平成25年度までの5年間に、「電源コード類の改造・修理等、不適切な接続
によって接続部の接触不良が生じ、異常発熱した」事故は36件(※2)、「配線器
具の定格を超えて電気製品を使用していたため、電源コードが異常発熱した」
事故は12件ありました。
 被害状況別に見ると、死亡事故 2件、軽傷事故 3件、拡大被害38件、製品破
損(※3) 5件となっています。
 これらの事故のうち、火災と判断されたものは20件(41.7%)ですが、いずれ
の事故においても、電源コード等の異常発熱によって電源コードやタップ類、
電気製品、周囲の家具等が焼損しており、重大な事故へと至るおそれがあるた
め、注意が必要です。

(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情
    報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害
    なし)を含む)。
(※2)平成26年11月28日現在。施工業者の施工不良による事故、施行者が不明
    な事故は除外する。
(※3)被害状況別で、人的被害と同時に物的被害が発生している場合は、人的
    被害の最も重篤な分類でカウントし、物的被害には重複カウントしない。

 ●NITE(製品評価技術基盤機構)
「電源コード及び配線器具による事故の防止(注意喚起)」
説明資料 http://www.nite.go.jp/data/000064155.pdf
ポスター http://www.nite.go.jp/data/000064123.pdf

 《問合せ先》
 製品安全センター
 担当者:長田、池谷、西澤
 電 話:06−6942−1113
 FAX:06−6946−7280

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