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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第85号
くらしの安心ネットとやま
平成25年10月11日
富山県消費生活センター高岡支所は、平成25年9月24日(火曜日)に、高岡市本丸会館新館5階から高岡総合庁舎5階へ移転しました。
(所在地等の案内はhttp://www.pref.toyama.jp/branches/1731/annai.html(消費生活センター)をご覧ください)
先般、開催しました平成25年度「富山県消費者大会」において、くらしの安心ネットとやまの参加団体・機関の皆さま方にはご多忙にもかかわらず、ご出展及び多くのご参加をいただき誠にありがとうございました。深く感謝申しあげます。
今後とも、くらしの安心ネットとやまの活動のご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
富山県では、県民の皆さんが消費者問題への理解と関心を深め、複雑・多様化している消費者トラブルにあわないよう注意を呼びかけるため、富山弁を使った川柳を募集したところ、1,198作品ものご応募をいただきました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
電動車いす(※1)は歩行に困難を感じる高齢者や障害のある人にとって、行動範囲を広げてくれるとても便利なものであり、自立した社会生活を支援するものとして欠かせない製品です。しかし、不注意や使い方を誤ったために事故が発生することも多く、死亡や重篤なけがを負う場合があります。特に、使用方法に慣れていなかったと思われる使用開始から1年未満の事故が全体の40%を占めています。また、60歳代から事故が増える傾向があり、特に80歳以上の使用者で死亡・重傷事故が多く発生していることから、事故防止のための注意が必要です。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報(※2)のうち、電動車いすの事故は、平成20年度から24年度までの5年間に91件(ハンドル形70件、ジョイスティック形21件)ありました。(※3)
被害状況別にみると、死亡事故33件、重傷事故20件、軽傷事故13件、拡大被害(※4)5件、製品破損等20件ありました。
事故発生状況を分類すると、次のような事故が多く発生しています。
電動車いすの事故は、「製品に起因する事故」は件数も少なく、被害も軽微で済んでいる一方で、「製品に起因しない事故」が約半数あり、こちらは重篤な人的被害も発生しています。これらの中には、不注意や誤った使い方に気をつけていただくことで、未然に防げる事故が多くあります。社告・リコール情報の周知徹底も含め、製品を正しく安全に使用して事故を防止し、電動車いすを利用して自立した社会生活を送っていただくために、注意喚起を行うこととしました。
(※1)電動車いすの操作方式により、直接ハンドル操作をするハンドル形及びジョイスティックレバーで操作をするジョイスティック形(標準形や簡易形)に分けて扱う。前者では、主に高齢者が使用することが多く、後者は障害のある人が使用することが多いが、高齢者も使用することがある。
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集した非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含む。
(※3)平成25年7月31日現在、重複、対象外情報を除いた件数で、事故発生日に基づき集計。
(※4)製品本体のみの被害にとどまらず、周囲の製品や建物などにも被害を及ぼすこと。
(※5)側溝や川等に電動車いすごと落ちたものを転落という。
《問合せ先》
製品安全センター製品安全調査課
担当者:葛谷、山城
電話:06-6942-1113
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