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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第62号
くらしの安心ネットとやま
平成23年11月9日
目次
消費者庁と国民生活センターでは、子どもを自転車に乗せていた時に転倒したなどの転倒・転落事故情報を、2010年12月から2011年7月末までに62件収集しました。この中には「子どもは自転車の前席に乗っていた。母が駐輪場で自転車の向きを変えようとした時にハンドルをとられてしまい、自転車ごと転倒。」「子どもは自転車の後席に乗っていた。母が乗ろうとした際にスリップし、前輪が持ち上がり、持ち直そうと試みたが、徐々に傾いて転倒した。」など、走行中以外に事故が起きたケースも見られました。
平成21年7月1日に、各都道府県の道路交通規則が一部改正され、自転車の仕様等の条件を満たせば、幼児を2人まで乗せることができるようになりました。その後、幼児同乗用の自転車が発売され普及してきていますが、通常の自転車に座席を取り付けて子どもを乗せている保護者も多数見受けられます。
子どもを乗せていた時の自転車の事故は保護者の不注意と捉えられる傾向がありますが、特に都市部などでは車に代わることのできない重要な交通手段でもあり、保護者が子どもを自転車に乗せることは日常的に行われています。
しかし、万一自転車が転倒した場合には、子どもが大きなけがをすることもあります。次の自転車の押し歩き時、駐輪時の事故事例と消費者へのアドバイスを参考に走行中以外の事故にも十分注意してください。
【事例1】
子どもを停車中の自転車の前席に乗せて、母がヘルメットを装着しようとしたところ、自転車ごと左側に転倒(地面はアスファルト)した。擦過傷。
(受診年月:2011年7月、1歳、男児)
【事例2】
父が、停止している自転車の前席に子どもを乗せていた。両親ともそばにいたが、転倒し、支えきれなかった。地面はコンクリート。手を先について、その後、頭をぶつけた。挫傷。
(受診年月:2011年5月、2歳、女児)
【事例3】
子どもは自転車の前席に乗っていた。母が駐輪場で自転車の向きを変えようとした時にハンドルをとられてしまい、自転車ごと転倒。打撲傷。
(受診年月:2011年3月、2歳、女児)
【事例4】
子どもは自転車の後席に乗っていた。母が乗ろうとした際にスリップし、前輪が持ち上がり、持ち直そうと試みたが、徐々に傾いて転倒した。子どもは右側を下にして落ち、右肘を骨折した。
(受診年月:2011年3月、9歳、男児)
【事例5】
子どもが自転車の前席に乗っていて、自転車ごと倒れた。母がスーパーの駐車スペースに自転車を入れようとして、子どものヘルメットを外し、横にあった他人の自転車をよけていた。打撲傷。
(受診年月:2011年2月、1歳、男児)
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