安全・安心情報
更新日:2023年10月13日
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発表日 2023年10月13日(金曜日)
富山県消防学校に入校中の特別教育「自然災害科」の学生が、土砂災害により生き埋めとなった要救助者(訓練人形)を救出救助するための訓練を行います。
訓練は、土砂災害現場を想定した訓練場を作成し、地中に体が埋まった訓練人形を学生が崩れ止めを施工しながら人力で救出します、そのほか、総務省消防庁から砺波地域消防組合消防本部に無償貸与された緊急消防援助隊車両(重機及び重機搬送車)を使用しての訓練を行う予定です。
土砂崩れが発生し、住民が生き埋めとなったという想定で、救助隊が安全、確実、迅速に救出するための知識を学ぶことを目的に行います。
訓練場所には、あらかじめ縦3m、横3m、深さ1.5mの大きさの穴を掘り、山砂を入れて整地し、その地中に要救助者(訓練人形)を埋めることにより、救助現場を再現しています。
訓練指導は、砺波地域消防組合消防本部捜索救助隊の指導により行われ、実技訓練前に土砂災害時に必要な知識を学科講習で研修し、その後訓練を行います。
実技訓練は、南砺市内の民間企業の協力により、土砂資材置場の敷地を使用し行います。
参加者は、富山県消防学校で本年10月16日から27日までの期間に行われる、特別教育「自然災害科」に入校する学生です。普段は富山県内の6消防本部に勤務し、災害現場において消防隊の指揮業務を行っている消防司令補の階級にある、現職消防職員の16名となっています。
学生は、近年多発する土砂災害、豪雨災害など広範囲に発生する災害に対する機序を学び、人的被害の軽減などの自然災害に関する高度の知識を専門的に習得することを目的として教育訓練に励みます。
砺波地域消防組合南砺消防署東分署(南砺市高瀬795-1)
9時30分から11時30分まで
土砂災害現場における救出方法
有限会社昭信機工土砂資材置場(南砺市岩屋地内)
13時00分から16時00分まで
土砂災害現場における救出方法(実技基礎)
内掘り、一方掘りの要領を2班編成で実施
有限会社昭信機工土砂資材置場(南砺市岩屋地内)
9時30分から16時00分まで
土砂災害現場における救出方法(実技応用)
実技想定として、あらかじめ設定した想定を付与し、2班編成で実施
《補足事項》訓練場所は1日目と同様の場所にて行います。
富山県消防学校
特別教育「自然災害科」第2期生
砺波地域消防組合消防本部
砺波地域消防組合消防本部捜索救助隊
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
---|---|---|
危機管理局 広域消防防災センター・消防学校 |
076-429-9912 |
《教官》松井聡之 |