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更新日:2023年8月15日

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富山県 News Release MAKE TOYAMA STYLE

有峰地区におけるツキノワグマによる施設破損及びその後の対応について

発表日 2023年8月15日(火曜日)

富山市(有峰)では、有峰ハウスを中心とした施設及び周辺の森林において、7月頃より、多数のクマの目撃・森林被害があり、クマの痕跡も多く確認されていました。この状況を受け、ロケット花火等による追い払い等の被害防除対策を続けていたところですが、昨日(14日)夕方から本日(15日)早朝にかけ、有峰ハウス、ビジターセンター、県有峰庁舎において施設が一部破壊される被害が発生しました。

このような状況を鑑み、本日(15日)、檻の設置を行い、県、警察、捕獲隊による周辺パトロールを実施したところ、有峰ハウスに隣接する公園施設付近にクマが現れ、施設利用者の人身被害防止のためやむなく捕獲を行いました。(親子グマ3頭)

なお、引き続き折立登山口周辺でもクマの目撃情報が続いています。

観光や登山などで有峰地区を訪れる方は引き続き十分注意してください。

有峰地区を利用する皆様へ

有峰地区はクマの生息区域です。折立駐車場・キャンプ場、冷タ谷キャンプ場周辺での目撃情報に加え、有峰地区施設の損傷などの被害が発生しています。

次のことに十分注意してください。

  1. リュック・クーラーボックスなどから絶対に目を離さないこと
  2. 車中泊・登山中に関わらず、車の窓ガラスはしっかり閉めること
  3. 食料から匂いがもれないよう車などに保管すること
  4. 食べ残しやゴミは必ず持ち帰ること

県民の皆様へ

夏期は、クマにとって食料が乏しい季節のため、エサを求めて広い範囲を行動し、河川敷の藪や河岸段丘の林などを移動し集落付近に出没するなど、通常クマが出没しない地域に出没することがあります。

外出前には付近のクマの出没情報を確認するとともに、外出の際には、鈴など音の出るものを携帯し、クマに自分の存在を知らせ、不意に遭遇しないよう注意してください。

今後の対応

  • わなの見回り及びパトロールの実施
  • 県民、登山者への注意喚起の実施
  • 山小屋との情報共有
  • 折立キャンプ場の当面閉鎖(北陸電力株式会社)12日~

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部局・担当名

電話番号

担当者

生活環境文化部 自然保護課 野生生物係

076-444-3397

中島、小塚

農林水産部 森林政策課 有峰森林文化村係

076-482-1420

堀、武田