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更新日:2023年10月6日

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富山県 News Release MAKE TOYAMA STYLE

木製なだれ防止構造物による森林造成工法の現地研修

発表日 2023年10月6日(金曜日)

昨年、コソボ共和国に(独)国際協力機構(以下、JICA)の事業を活用し、農林水産総合技術センター木材研究所が開発した木製なだれ防止構造物が施工されました。今後、施工地内の植栽木を生育させ森林を造成していくため、過去から実績のある富山県内の事例を解説する現地研修を今回実施します。

<研修日>

令和5年10月11日(水曜日)

(今回のJICA事業では令和5年10月9~21日の期間において国内各地で研修)

<研修場所と時間>

南砺市(旧平村)大崩島地内:15時00分~16時30分(予定)

(現場研修箇所は別紙のとおり)

<研修参加者>

  • コソボ共和国:危機管理庁職員3名
  • モンテネグロ国:内務省防災救助局職員3名の計6名

(このほか通訳2名、研修業務受託業者4名が同行予定)

<研修概要>

コソボ及びモンテネグロは山岳・丘陵地帯に位置しており、なだれ等の斜面災害が多く発生し、対策技術の向上が課題とされています。農林水産総合技術センター木材研究所で開発した、なだれ防止林造成を目的とする木製構造物ならびに工法を技術供与し、昨年JICA事業によってコソボ共和国に、国外では初めて同構造物が施工(1箇所の施工地に400基設置)されました。今後、施工地内の植栽木を生育させ森林を造成していくために、富山県内の参考事例を見学いただく現地研修を今回実施します。

研修では県の木材研究所の研究者による現地説明・解説を行います。

なお本研修は、コソボ共和国・モンテネグロ国で実施しているJICAプロジェクト「国家森林火災情報システム(NFFIS)とEco-DRR(生態系が有する機能を生かした防災・減災)による災害リスク削減のための能力強化プロジェクト」の一環として実施されるものです。

<その他>

現地研修を行う施工地は、30~35°の斜面ですので、ヘルメットと長靴を持参いただき取材願います。

<関連ファイル>

関連資料(PDF:449KB)

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農林水産部 農林水産総合技術センター木材研究所

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