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更新日:2023年12月20日

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富山県 News Release MAKE TOYAMA STYLE

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に関する注意喚起について

発表日 2023年12月20日(水曜日)

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が県内で流行しています。

第50週(12月11日~12月17日)の定点医療機関あたりの患者報告数が8.66人となり、「警報レベル」の開始基準値8.0人を超えました

感染予防及び感染拡大防止のため注意喚起します。

1.県内の発生状況

(1)定点医療機関あたりの患者報告数(感染症発生動向調査、小児科定点)

46週

11月13日-11月19日

47週

11月20日-11月26日

48週

11月27日-12月3日

49週

12月4日-12月10日

50週

12月11日-12月17日

富山県 3.59 5.59 7.79 7.59 8.66
全国 3.79 3.86 4.17 4.83 (12月26日公表予定)

小児科定点医療機関数:富山県29医療機関、全国:約3,000医療機関

(2)厚生センター・保健所管内別定点医療機関あたり患者報告数(令和5年第50週)

新川 中部 高岡 砺波 富山市
1.25 7.67 12.88 2.75 10.90

【参考】

国立感染症研究所は、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の流行状況の指標として、下記のとおり、全国共通の基準値を設定しています。

警報:1週間の定点医療機関当たりA群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者報告数が8人以上

→大きな流行が発生または継続しつつあることが疑われる

2.A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

A群溶血性レンサ球菌による上気道の感染症で、学童期の小児に多く見られます。

冬季及び春から初夏にかけての2つの流行のピークが見られます。

潜伏期間は2~5日であり、突然の発熱(38~39℃)やのどの痛み等の症状が現れ、しばしば嘔吐を伴います。

まれに喉や舌、全身に発赤が広がる「猩紅熱」や急性糸球体腎炎に発展する場合があります。

抗菌薬により治療できるため、治療経過は一般的に良好です。

再発を防止するため、症状が消失しても、医師が処方した期間まではしっかりと薬を飲み続けることが大切です。

3.予防のポイント

  • 患者との濃厚接触をさけることが重要です。

  • 手洗いや咳エチケットなどの一般的な予防法も励行しましょう。

 

(※)報道機関の皆様には、県民の方々に対し、感染症予防のため、注意喚起に格段のご協力をお願いいたします。

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

厚生部 健康対策室感染症対策課

(直通)076-444-8920(内線)3595

森安、竹内