トップページ > 県政の情報 > 広報・情報公開 > 報道発表 > 2023年 > 11月 > 咽頭結膜熱に関する注意喚起について

更新日:2023年11月8日

ここから本文です。

富山県 News Release MAKE TOYAMA STYLE

咽頭結膜熱に関する注意喚起について

発表日 2023年11月8日(水曜日)

咽頭結膜熱(プール熱)が県内で流行しています。

第44週(10月30日~11月5日)の定点医療機関あたりの患者報告数が3.90人となり、「警報レベル」の開始基準値3.0人を超えました

全国的にも、患者報告数が増加しており、咽頭結膜熱の感染予防のため注意喚起します。

1.県内の発生状況

定点医療機関あたりの患者報告数(感染症発生動向調査、小児科定点)

40週

10月2日~10月8日

41週

10月9日~10月15日

42週

10月16日~10月22日

43週

10月23日~10月29日

44週

10月30日~11月5日

富山県 1.52 1.62 2.28 2.62 3.90
全国 1.86 1.75 2.16 2.43 (11月14日公表予定)

小児科定点医療機関数:富山県29医療機関、全国:約3,000医療機関

2.咽頭結膜熱とは

咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる急性感染症で、小児に多い疾患です。

5~7日の潜伏期間の後に、発熱、頭痛、咽頭痛、結膜充血等の症状が3~5日間程度持続します。

プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるため、「プール熱」とも呼ばれます。

一般的には夏季に流行が見られる感染症ですが、近年は冬季にも流行が見られるようになり、1年を通して注意が必要です。

3.予防のポイント

  • 流行時には流水と石けんでのこまめな手洗いを行いましょう。

  • タオルやハンカチ、点眼薬などの共用は避けましょう。

  • おもちゃや食器等の消毒には、希釈した塩素系漂白剤や煮沸を用いましょう(アルコール消毒液は効果が弱い)。

感染経路は、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスによる飛沫感染や、ウイルスが手などを介して口から入る接触感染です。

報道機関の皆様には、県民の方々に対し、咽頭結膜熱を予防するため、注意喚起に格段のご協力をお願いいたします。

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

厚生部 健康対策室感染症対策課

(直通)076-444-8920

森安、竹内