トップページ > 県政の情報 > 広報・情報公開 > 報道発表 > 2023年 > 10月 > 令和5年度全国一斉路上軽油抜取調査の実施について

更新日:2023年10月6日

ここから本文です。

富山県 News Release MAKE TOYAMA STYLE

令和5年度全国一斉路上軽油抜取調査の実施について

発表日 2023年10月6日(金曜日)

10月は「全国不正軽油撲滅強化月間」です。

不正軽油撲滅のため、全国47都道府県が連携し、主要幹線道路等で一斉に路上抜取調査を実施します。

1.概要

県では、不正軽油の撲滅に向け、計画的に路上軽油抜取調査を実施していますが、今回は、軽全連(※)の具体的な取組みとして、不正軽油撲滅のため、全国47都道府県が連携し、主要幹線道路等で一斉に路上抜取調査を実施します。

(※)軽全連:「軽油引取税全国連絡会」は、軽油引取税の事務処理等に関し、都道府県間の緊密な連携と協力を図るとともに、軽油引取税の賦課徴収の適正化を一層推進するため、都道府県を会員として、平成15年4月1日付けで「軽油引取税全国協議会」の名称で発足し、平成31年4月1日からは「軽油引取税全国連絡会」の名称で活動しています。

2.実施日時

令和5年10月11日(水曜日)14時00分~16時00分(予備日:12日(木曜日))

3.実施場所

富山市片掛地内国道41号沿い国土交通省片掛除雪ステーション(岐阜県飛騨市方面車線)

4.実施方法

総合県税事務所の職員がトラック等のディーゼルエンジン搭載車を対象に、運転者、富山南警察署の協力を得て使用燃料油を採取(40本程度採取予定)し、別途、混和(灯油や重油の混入)の有無と程度を分析します。(なお、分析には3週間程度かかります。)

5.事後処理

混和の疑いがあれば、自動車の保有者、販売業者等についてさらに調査を行い、不正混和の事実が判明すれば課税処分等を行います。

6.参考

【過去の富山県における調査結果】

年度

路上採取本数

 

うち混和

比率(%)

4年度計

59

0

0.0

3年度計

32

0

0.0

2年度計

74

0

0.0

(別に、混和が疑われるもののうち、自動車の保有者が他県所在であったものについては、該当県へ通報しています。(4年度0件、3年度0件、2年度0件))

【軽油引取税と不正軽油について】

軽油には軽油引取税(32.1円/1リットル)が課税されています(ガソリン:揮発油税48.6円/1リットル+地方揮発油税5.2円/1リットル、重油及び灯油:税の対象外)。軽油引取税は、流通過程で課税されますが、最終的には軽油の使用者が負担する税です。

重油や灯油の価格が軽油の税込価格より安いことや、ディーゼル車は軽油に重油や灯油を混ぜた燃料を使用しても走行が可能(ただし、エンジン損傷の原因となるおそれがある)であることから、石油製品の販売業者や自動車の保有者自身が軽油と重油又は灯油を混和した不正な軽油を使用する場合があります。こうした不正軽油の使用は、軽油引取税の脱税行為であるとともに、排気ガス中の粒子状物質や窒素化合物を増加させ、大気汚染の原因ともなっています。

【参考データ】

軽油販売実績の推移(全国)

令和4年

32,039,292kl

令和3年

32,139,599kl

令和2年

32,036,730kl

経済産業省「資源・エネルギー統計」

全国一斉路上軽油抜取調査(全国)

 

採油本数

混和嫌疑数

混和嫌疑検出率

令和4年度

2,608

16

0.6%

令和3年度

2,237

8

0.4%

令和2年度

2,250

12

0.5%

軽油引取税全国連絡会発表

関連ファイル

記者向け資料(PDF:105KB)

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

経営管理部 税務課課税係

076-444-3178

米山、金森