 主な費目の特徴 |
| 主な費目の特徴 |
住 居 費（平成15年、16年、17年の３か年平均）
住居費は、家賃地代と設備修繕・維持費に分類される。家賃地代の１世帯当たり１か月間の支出金額は、4,988円と低く、全国46位（都道府県庁所在市別順位）である。一方、設備修繕・維持費の１世帯当たり１か月間の支出金額は、11,577円と高く、全国３位（都道府県庁所在市別順位）となっている（表４）。これらは、持ち家比率が高い（富山県79.1%、全国１位：総務省｢国勢調査(平成17年)」)ためと考えられる。
なお、土地・家屋など不動産の購入金（｢財産購入｣）は、｢実支出以外の支出｣として預貯金等とともに集計される。
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交 通・通 信 費 自動車等関係費(平成15年、16年、17年の３か年平均)については、1世帯当たり年間の支出金額は304,360円で全国６位（都道府県庁所在市別順位）、うち、ガソリン代が82,309円で全国２位（都道府県庁所在市別順位）となっている。
自動車等関係費が比較的高いのは、自家用車の保有台数が多く（富山県１世帯あたり1.74台、全国２位：国土交通省 北陸信越運輸局 富山運輸支局「富山県運輸概況(平成17年度)」）、道路整備率が高いこと（富山県72.8％、全国１位：国土交通省「道路統計年報(平成17年)」）などにより、自家用車での通勤、移動が便利であるためと考えられる（表５）。
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また、電話通信料については、移動電話通信料の占める割合が伸び続けている。平成17年は、電話通信料の64.7％が移動電話通信料である。勤務先からや通勤途中でも気軽にかけられる利便性から、移動電話が愛用されていると考えられる（図15、表６）。
図15 １世帯当たり年間の電話通信料の内訳（二人以上の世帯、品目分類）
| 都市名 | 電話通信料 | うち 固定電話 |
うち 移動電話 |
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| 金 額 | 順位 | 金 額 | 順位 | 割合 | 金 額 | 順位 | 割合 | |
| 富山市 | 134,440 | 15 | 47,448 | 5 | 35.3 | 86,992 | 16 | 64.7 |
| 金沢市 | 154,356 | 1 | 49,191 | 3 | 31.9 | 105,165 | 1 | 68.1 |
| 福井市 | 143,487 | 4 | 52,830 | 1 | 36.8 | 90,657 | 12 | 63.2 |
| 全 国 | 121,106 | - | 44,062 | - | 36.4 | 77,044 | - | 63.6 |
教育費と国内遊学仕送り金（平成15年、16年、17年の３か年平均）
国内遊学仕送り金の１世帯当たり年間の支出金額は156,387円、全国２位（都道府県庁所在市別順位）で、全国平均の75,700円の２倍以上となっている。これは、大学入学者のうち他県の大学へ入学した者の割合が高い（富山県82.6％、全国10位：文部科学省「学校基本調査(平成17年）」）ためと考えられる。
一方で、教育費の１世帯当たり年間支出金額は149,235円、全国24位（都道府県庁所在市別順位）で、ほぼ全国平均並みである。これは、富山県の小･中学校のほとんどが公立であること、高等学校生徒数に占める公立学校生徒数の割合が比較的高い（富山県79.7%、全国12位：「学校基本調査(平成17年)」)ために授業料の支出が少ないこと、本調査の分類上、県外で暮らす大学生等への教育費用が教育費には含まれず国内遊学仕送り金となること、などが影響していると考えられる。
なお、教育費と国内遊学仕送り金に、学校給食、制服、学習用文房具、通学用かばんなどの費用を加えた教育関係費の１世帯当たり年間の支出金額は、339,396円で全国３位（都道府県庁所在市別順位）となっている（表７）。
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