平成26年6月号 2014.June |
||||||||
|
フランスバラ
中央植物園の「香りの植物」コーナーには、オールドローズの古い品種や、香水の原料として使われてきたバラなどが植えられています。フランスバラ(Rosa gallica L.)は中央ヨーロッパの黒海地方、小アジアなどが原産で、11世紀から13世紀にかけての十字軍の遠征で持ち帰られ、西ヨーロッパにもたらされたと言われています。花は香りが強く、香水の原料やジャム、ローズティーなどにも用いられるそうです。フランスバラからは多くの園芸品種が作られ、フレンチ・ローズと呼ばれています。中央植物園では5月下旬から6月頃に開花します。 (富山県中央植物園で撮影) 写真・文:富山県中央植物園 |