少子・高齢化により労働力人口が減少するなか、経済社会を活性化し豊かで活力ある地域づくりを進めるためには、男女共同参画を推進し、性別に関わりなく一人ひとりが能力を発揮し活躍できる社会の実現が必要不可欠です。
富山県では、「富山県民男女共同参画計画(第3次)」を策定し、「政策・方針決定過程への女性の参画の促進」「働く場における男女共同参画の推進と女性のチャレンジ支援」などを基本目標として、「女性の登用促進」「女性の能力発揮への支援」「女性のチャレンジ支援」を重点課題に掲げ、女性の管理職への登用促進や人材育成、再就職支援などに取り組んでいます。
本稿では、働く女性への直接的な働きかけと企業等への働きかけという観点から、県の施策をご紹介します。
就業構造基本調査は、我が国の就業・不就業の実態を明らかにすることを目的として、昭和31年以来ほぼ3年ごと、57年以降は5年ごとに実施しています。
今回の調査は16回目にあたり、平成24年10月1日現在で、全国約3万2千の調査区から抽出された約47万世帯(県内は530調査区、約8,500世帯)を対象に行われました。
本稿では、調査結果から、全国との比較を交え、富山県の就業構造についてご紹介します。
ナンバンギセルはススキやショウガ科の植物の根に寄生する一年草で、日本から中国南部、東南アジアに広く分布します。長い柄の先につく花の形がパイプ(煙草を吸う煙管(キセル))のようにみえることからこの名前がつけられました。
(富山県中央植物園で撮影)
写真・文:富山県中央植物園