更新日:2021年5月18日

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定例記者会見[令和3年5月18日(火曜日)]

 

  • 日時 令和3年5月18日(火曜日)午後1時30分~午後2時5分
  • 場所 県庁4階大会議室

1 知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください。

内容 動画
  1. DX・働き方改革推進本部の設置について
  2. 「未来志向型官民連携」研修への職員派遣について
  3. 県内の新型コロナ感染状況について

令和3年5月18日(火曜日)定例記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2 質疑応答

内容 動画
  1. 県内の感染状況を踏まえた医療従事者支援等について
  2. 聖火リレーの実施について
  3. まん延防止等重点措置の要請可能性について
  4. ステージ移行の判断基準について
  5. DX・働き方改革推進補佐官の選定経緯について
  6. 知事選手法が高岡市長選に採用されていることについて
  7. 大規模接種に対する県のスタンスについて
令和3年5月18日(火曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3 記者会見録

1 知事からの説明事項

会見写真1

(1)DX・働き方改革推進本部の設置について

<知事>

 まず、DX・働き方改革推進本部の設置について申し上げます。

 本県産業をさらに発展させるとともに、人口減少、少子高齢化の進展に伴う生産年齢の人口(の減少)、あるいは新型コロナの感染拡大、これらによって県民の皆様の行政ニーズは多様化して、また複雑化して、更に重層化していると考えております。それらに対応していくためには、行政や産業、地域社会のDXの推進、それらを支えるDX人材の育成、そしてデジタル技術を活用した働き方改革を推進していくことが必要だと考えます。

 このため、今般、私を本部長として「DX・働き方改革推進本部」を設置することといたします。

 この本部では、行政のサービス向上や効率化等による行政のDXの推進、また、産業の高付加価値化やニュービジネスの創造、地域課題の解決などを目指す産業・地域社会のDXの推進、さらにデータサイエンス教育の推進など、DX人材の育成、デジタル技術を活用した働き方改革の推進、このような諸課題に対し、スピード感を持って対応してまいります。

 次の資料です。

 体制ですが、私を本部長とし、副本部長に両副知事、また構成員は教育長、警察本部長、そして11人の部局長ということにします。秋頃をめどにDX推進に関する基本方針を決定いたします。

 そしてそれに基づき、具体的な取組みと行程などを定めたアクションプランを策定することとしておりまして、第1回目の会議は6月の4日に予定をしております。

 そして、本部の下に横田副知事をトップとして、各部のこれは次長クラスで構成をする委員会を設置いたします。ここで、基本方針の決定やアクションプランの策定に向けて具体的な検討を進めてまいります。

 次の資料です。

 また、民間の視点、これを使ってですね、本県のDX推進施策に対して幅広く助言をいただくため、新たに「DX・働き方改革推進補佐官」を任命することといたしました。DX・働き方改革推進補佐官として、クラウド関係ソフトのfreee、これはeが3つつくfreeeですが、株式会社執行役員の川西康之さん、また、副補佐官としてITを通じた組織文化の改革を支援しておられる、つづく株式会社代表取締役の井領明広さんにご就任をいただきます。お2人には、本部の会議、また、推進委員会の会議に、オンラインになることもあろうかと思いますが、含めて出席をいただき、ご助言等いただくとともに、随時専門的、技術的な事項についてご相談し、ご助言をいただくことにしています。

 それでは、この補佐官、副補佐官の2人について簡単にプロフィールを紹介します。

 まず、川西さんですが、富山県出身、東京大学法学部在学中に起業をされました。以来10年以上にわたってウェブマーケティング会社、システム開発会社また総合型地域スポーツクラブなどの経営に携わられるなど、DXの分野で大変ご活躍をされている方です。川西さんには、民間のDX推進に携わられた知見や経験を生かしてですね、民間の視点から本県のDX推進施策の企画、実施等について幅広いご助言をいただくこととしています。

 次に、井領さんですが、広島県のご出身です。早稲田大学商学部を卒業されNTTデータのグループ企業、また、先ほど川西さんとご一緒ですが、freee株式会社を経て、つづく株式会社を創業されました。企業向けのクラウドサービスの導入サポート、コンサルティングに携わられております。全国各地で講演会等の講師を務められており、昨年、実は本県が主催する働き方改革のセミナーでも講師をお務めいただきまして、大変好評をいただいたところでございます。

 井領さんには、クラウドや業務の自動化など、DXや働き方改革の推進に携わられた知見、経験等を生かし、働き方改革を中心にDX推進についてご助言をいただくこととしています。

 こうした優秀で、全国で大活躍をされておられる、かつまたお若いお2人にご就任いただき、大変ありがたく思いますとともに、本県のDXが大きく前進するよう既存行政の考え方に捉われない柔軟な発想や斬新なアイデア、またユーザー目線に立ったご助言をいただければと、大いに期待をしています。

 実は、今回、お2人とオンラインでつながっておりますので、ご挨拶をいただきたいと思います。

 それでは、最初に川西さん、よろしくお願いいたします。

<川西補佐官>

 よろしくお願いします。

 今ほどご紹介にあずかりました川西と申します。freee株式会社にて、中小企業の経営をテクノロジー、クラウド等のテクノロジーを通じて支援をしております。また、私生まれ故郷が高岡市、富山県高岡市なんですけれども、高岡市にて、高岡スポーツユナイテッドという地域総合型のスポーツクラブを運営しております。

 このたび、DX・働き方改革推進補佐官を拝命いたしましたので、自己紹介に変えまして、一言意気込みをお話しさせてください。

 このDX・働き方改革というものは、よく最近耳にすることもあるかと思うんですけど、それ自体がゴールではなくて、県民の皆様のその生活がですね、今より豊かになることを、こう実現するためのすごく大事な手段であると考えております。

 また同時に、このDX・働き方改革というのは、富山県の皆様の真面目さとか勤勉さといったそのポテンシャル、可能性を大いに引き出す、大きな大きな武器になるというふうに考えております。なので、非常にその重要な役割だと思っておりますので、私自身ですね、微力ながら精いっぱい貢献できるように頑張っていきたいというふうに思っておりますので、ぜひどうぞよろしくお願いいたします。

<知事>

 川西さん、ありがとうございました。

<川西補佐官>

 はい、よろしくお願いします。

<知事>

 よろしくお願いします。

 続きまして、井領さん、よろしくお願いいたします。

<井領副補佐官>

 皆さん、こんにちは。

 つづく株式会社の代表取締役の井領明広と申します。

 先ほどご紹介いただいた内容で間違いないので、私のほうからも意気込みというか、思っていることを皆様に伝えたいと思います。

 昨年もですね、富山県さんの公式ユーチューブチャンネルのほうで働き方改革ですとか、あとはテレワーク、当然コロナの問題ですよね。そういったところに対してどうやっていくのかという動画の配信などをサポートさせていただきました。そのつながりも、延長ではないですけど、皆さん、やっぱり今頭の中にはこのコロナ禍という問題、非常に大きいと思うんですよね。それだけではなくて、やっぱり人口減少ですよね。これから働き手が減っていく、公共サービスも含めて産業、公共、民間全てどうなっていくのかなという不安は当然あると思うんですよね。その中で、今回デジタル化というものは、先ほど川西さんもおっしゃったように、それ自体がゴールではなく、当然手段なんですよね。ただし、今の時代にベストフィット、最も適した手段であると思います。

 例えば、皆さん想像してもらいたいのが、今日ですよ。こうやってオンラインで配信することができるようになって、全国の力を借りることができたりする。企業さんで言えば、全国に商品を紹介するチャンスがあるかもしれない。富山県内で大雪が発生したときに、災害情報をきちんと発信できるかもしれない。

 デジタルというものは、一般の方の生活を豊かにするだけじゃなくて、人々の生命や安心、こういったものをサポートする力があると思っています。それをどのように富山県さんに融合していくのかというところで、民間、行政、支援してきた経験が生かせると思いますので、今回サポートさせていただくことになりました。

 まだまだ分からないことも当然多いですけれども、皆さんと一緒に同じゴールを定めて、しっかり山を登っていければと思いますので、よろしくお願いします。

<知事>

 井領さんありがとうございました。よろしくお願いいたします。

 今、それぞれご自身で話していただきましたが、川西さん、井領さんの参画によって大変強力な布陣を整えることができたと喜んでおります。

 市町村、あるいは民間、地域の皆さんと緊密に連携協力をして、県民の皆様にとって夢があり、わくわくする富山県となるようDXを推進してまいります。DXが目的ではありません。DXを推進することによって、幸せなわくわくする富山県をつくり出していくことが目的だというふうに理解をしております。

(2)「未来志向型官民連携」研修への職員派遣について

 それでは続きまして、2点目の発表ですが、「未来志向型官民連携」研修プログラムへの職員の派遣について申し上げます。

 このプログラムは県及び県内市町村の職員を対象に、官民連携手法やPPPあるいはPFIに係る基礎知識の習得などを目的として、株式会社日本政策投資銀行の富山事務所さんが実施されるものです。5月22日土曜日に開校されまて、11月までの間、全12回にわたって開催をされます。

 県からは庁内公募をいたしました。応募してきた意欲ある職員の中から30代から40代の中堅職員4名を選考し、派遣することとしております。

 また、15市町村にも声かけをされたということですが、その中で富山市から4名応募され、合計県4名、富山市4名の8名がご参加されるということになっています。この派遣による効果ですが、これから公共施設の老朽化問題等がこれから出てまいりますが、有効な対応策の習得、あるいは県、市の組織を超えて民間活力の導入手法を体感し、今後の業務に生かしてくれるものと考えています。

 研修のカリキュラムですが、次の表のように予定をされています。外部講師などによる講演、あるいはグループワークを通して、官民連携やPPP、PFIに係る知見を深めるとともに、さらに組織を超えた受講生同士のチームワークを構築し、今後県、そして市町村が一体となって、未来志向型の官民連携を進めていく上で原動力となってくれることを期待しております。

 研修プログラムの詳細につきましては、本日、株式会社日本政策投資銀行富山事務所からプレスリリースをされます。これは、政策投資銀行さんは経済記者クラブのほうへの棚入れとなります。私どもから、県庁記者クラブへも(報道発表資料を)入れたいと思います。そちらをご参照いただければと思います。

 「未来志向型官民連携」研修プログラムへの職員の派遣について以上でございます。

(3)県内の新型コロナ感染状況について

 本日3点目、私からは最後ですが、県内における新型コロナの状況を踏まえまして、感染防止について申し上げたいと存じます。

 全国的に感染の拡大が継続する中、県内においても4月以降、感染者や入院者数の増加傾向が続くなど、予断を許さない傾向にあります。有識者のご意見も踏まえまして、4月23日から警戒レベルをステージ2.に引き上げ、県民の皆さんに感染予防対策の徹底を改めてお願いしてきたところです。

 ご覧いただいておりますとおり、判断指標の状況はステージ2.に移行して以降、急激な爆発的な増加ということは見られませんが、先週の初め頃からはゴールデンウイーク期間中に仕事、あるいはプライベートで県外と往来された際、あるいは県外から来県されたご家族やご友人等と接触された際の感染が疑われる事例、そしてそれが家庭内に持ち込まれ、家庭内で感染が広がったのではないかと見られる事例が散見されるようになっています。

 現在、県内では先週後半から毎日20人前後の新規感染が確認されており、特に入院者数におきましては、昨日まで直近1週間の1日当たり平均が過去最高の89.3人に達しております。このまま感染が拡大すれば、医療提供体制の逼迫、さらには本県のロードマップにおけるステージ3.への移行が視野に入る事態にもなりかねないと懸念をしております。

 つきましては、このような状況において、改めて県民の皆様に次の3点について、強くお願いをしたいと存じます。

 1点目、大都市圏だけではなく、近隣県も含めて、全国の多くの地域で感染が拡大をしています。県境をまたいだ移動は自粛をお願いします。隣接している石川県、また岐阜県でも、蔓延防止等重点措置が適用されております。さらに岐阜県では緊急事態宣言の発出も古田知事が要望されているところでございます。そのようなことをぜひしっかりと受け止めていただき、県境をまたいだ移動の自粛をお願いします。

 2点目、場面を問わず、会話の際はマスク、特に、高齢者がいらっしゃるご家庭では、家庭内でもマスクの着用をお願いいたします。

 3点目、職場での感染が疑われる事例が散見されています。昼食時、昼、あるいは休憩時、昼といってもウイルスには昼夜はありません。マスクの着用、換気、そしてソーシャルディスタンス、距離を取る、2メーターが望ましいと言われております。さらに、手洗いや手指消毒の一層の徹底に努めていただければと思います。

 富山県衛生研究所の分析では、現在富山県の陽性者の中に占める変異株の割合(が)約60%となっております。隣県や首都圏では90%を超えるというところもありますが、そこまでには至っておりませんが、もう過半(数)以上は変異株に置き換わっているということでございます。変異株はやはり感染力が強いということです。ですから、かつては3密を避けましょうと言っていましたが、今では3密を避けることでは十分ではないというのが変異株に対する対応で言われております。1密、2密でも感染拡大につながっている例がたくさん出ております。

 どうか改めて、これは変異株、新しいウイルスと思っていただき、対応の仕方もぜひ皆さんのお気持ちも、県民の皆さんのお気持ちも新しくしていただく、これがお願いをしたいところとでございます。

 そして、具体的な話ですが、マスクもですね、やはり不織布のマスクがウイルスを出すことにおいても、また防ぐことにおいてもより有効だというふうに言われております。マスク、今、大変にこう手作りでされているマスクも大変これはこれで好ましいことだと思いますが、でも、感染拡大(の防止)に資するという意味では不織布のマスクが推奨されております。これを申し上げておきたいと思います。

 どうか、改めて繰り返しになりますが、変異株に備える、そのような意味で今申し上げました3点、それぞれに改めて取り組んでいただく、新しい気持ちで取り組んでいただく。これがステージ3.に移行せずに、できればまたステージ1.に戻って普通の生活ができるように、そのようなことにつなげられるキーポイントだというふうに思っています。どうか、よろしくお願いします。

 報道関係の皆さんにも、そのような報道でのご協力をどうかよろしくお願いをいたします。

 引き続き、高い緊張感を持って行動してまいりましょう。よろしくお願いいたします。

 私から冒頭以上でございます。

2 質疑応答

会見写真2

<記者>

 新型コロナについて何点か伺います。

 まず、県内の感染状況ですけれども、この病床率ですね、過去最多になったということで確保数に比べればまだ余裕はあるかと思うのですけれども、ワクチン接種などとも併せてのですね、医療従事者の方々の今負担を考えて、県のほうで何か支援など、考えられていることがあれば、教えてください。

<知事>

 現在のところ、言われるように、確保している病床に比べればということなんですが、でも決して予断は許しておりません。やはり病床プラス医療スタッフも当然入院が増えれば、コロナに係るスタッフの数も増えていくわけでありますから、と言って一般の患者さんに対する、あるいは受診者に対する医療提供も必要なわけでありますから、まだ病床数に対して余裕はあるとは言うものの、決して予断は許さない状況であると思います。

 医療従事者への接種状況、この機会に申し上げますと、5月17日、昨日までの接種実績は5万2,413回になっております。接種率は67%です。これは1回打たれた方、そして2回接種済みの方の割合は全体の51%となっています。

 一方、全国では約477万人の接種対象者がおられますが、接種率は約54%、若干日が違いまして、これは5月14日現在のデータであります。

 そして、2回接種済み、全国です、2回接種済みの方の割合は約35%となっております。本県では、全国平均よりもやや、ややですが、接種が進んでいる状況にあると言えます。引き続きこの医療従事者向けのワクチンの接種、これを100%目指して、希望される方100%を目指して進めてまいるということが、医療従事者向けの接種は県の担いでございますから、これを進めていくことが大切だと考えております。

<記者>

 感染状況についてもう1点ですけれども、今日出されたこのグラフですね、見てもステージ2に移行してからなかなか封じ込めはできていないという状況だと思うのですけれども、例えば飲食店の時短営業ですとか、施設の休館ですとか、そういったより強い措置について考えられていることがあれば、教えてください。

<知事>

 ステージ2に移行したのが4月23日であります。これはそのとき控えていた大型連休に向けての注意喚起、そして大型連休中、人の流れは大きくなるわけでありますから、自粛はお願いしましたが、結果、現実としてそういうことはある。そこにおいてより注意を持った、久しぶりに会う方、遠くから来られた方との交流は極力控えていただきたい。そのようなことをお願いするためでもあります。それがステージ2への移行を通じて発したかったメッセージでございます。

 5月5日までが大型連休ということで、それから2週間様子を見守りたいというふうに申し上げております。明日、明後日当たりが今回の大型連休後の一つの山だというふうに考えております。この状況を見極めて、今のところ20人前後ということで当県としては高水準で推移していることでございますが、2週間たって、どう落ち着いてくれるのか、あるいはそうならないのか、これをしっかり見極めて次の手を考えていきたいと思っています。

<記者>

 この感染者数がまた増えるようなことがあれば、より強い措置もあり得るということでしょうか。

<知事>

 その可能性もあるかもしれません。いずれにしろ、それはしっかりと見極めたいと思います。

<記者>

 最後にもう1点、県内の聖火リレーですね、現状を見て実施の形というか、可能性について、今のところどうお考えでしょうか。

<知事>

 現状と言いましても、今申し上げたように、大型連休から2週間ということを前から申し上げております。その状況を見て、聖火リレーについても適時適切に判断をしていきたいと考えています。

 また今、市町村さん、通過される15市町村さんの思いもそれぞれあります。これもヒアリングをしているところで、順次、訪問してお聞きをしているところでもあります。

 現状としてはできれば、できれば、皆さんの思いも考えますと、実行、実施できればというふうに考えております。

<記者>

 コロナの関係で1点お伺いいたします。

 ステージ3も視野に入ってくるような状況だということなんですけれども、政府に対してですね、まん延防止等重点措置の要請をするような状況ではありますでしょうか。

<知事>

 いつも私ども富山県の独自のロードマップで判断し、皆さんにもお話をしております。もちろん国のステージもにらみながらですが、現在のところ、国の指標で言うところのいわゆるステージ3.への移行基準にはまだ大分隔たりがあると思います。もちろん、2つの指標では国のその移行基準を超えておりますが、そのほかの指標はまだ超えておりません。そういう意味では国に対してお願いをする状況よりもまずまだまだ富山県でできることがあると理解をしております。

<記者>

 今ほど、明日、明後日ぐらいの状況を見極めた上で今後のコロナに対する措置を考えたいというお話あったと思うんですけれども、現状の数字見ていますと、ステージ2に移行した段階よりも入院者数など多い状況になっているんですが、今後の対応としては、例えばこのままステージ2から下げるという判断は選択肢にあるんでしょうか。

 それともステージ2を維持するか、例えばステージ3に持っていくかというような判断になるのか、その辺の知事の考え方というか、方針などをお聞きしたいんですが、よろしいでしょうか。

<知事>

 これも繰り返しになりますが、今週の状況を見て判断をしたいと思います。

 ただ、ステージ3のこと、皆さん関心があられるようなので、申し上げますと、今のところ、先ほど冒頭にも申し上げたように、入院者数はかなり上がってきているのは事実でございます。また幸いなことに、もう一つの指標、重症病床の稼働率、これが本県の場合幸い重症患者の方が今のところ増えておりません。ここについては、まだステージ3移行の状況にはこの指標についてはないというふうに理解をしております。

 もちろん私の気持ちとしては、(ステージ)2から1に下げたい。下げていきたい。これがもちろん私の気持ちであります。ただあくまで現実を見ながらということになります。

<記者>

 もう1点、DX・働き方改革推進本部のことなのですけれども、補佐官や副補佐官を選定された経緯といいますか、候補者何人かを上げてどういうふうに選ばれたのかについて、お聞きしたいんですが、よろしいですか。

<知事>

 もちろん、実際に改革の作業に当たるのは、本県の職員自ら汗をかくことになりますが、やはりそこにこの面ではやはり現実として民間のほうが進んでいるところがたくさんあると思いますんで、そんな民間の知見、経験、技術を大いに活用していきたい。これは当初から申し上げておりました。その一環として、これは4月、年度当初からですが、NTTドコモさんからお1人、大変経験豊富な方を課長職として迎えて、既に県の一員として働いてもらっていることでございます。当初から、その方の他にも民間にさらに人材を求めていきたいということは申し上げてきたところでございます。といって、もう、そのような人材を、大きなメニューがあってそこから選べるものでもありません。やはりこれまでの富山県としてのつながりの中から、何とかそういういわゆる人脈やネットワークから、人を絞り込んでいく。そんなことになろうかと思います。今回のお2方についてもそういうことでございます。

<記者>

 発表事項と直接関係ない話ですが、今、高岡の市長選挙、何回かこの場でも質問させていただいているのですが、富山の市長選挙にも引き続いて、いわゆる知事がご自身の選挙で取り入れられたような手法が使われるというか、真似されるというか、取り入れられる方が出てきているのですけども、例えばのぼり旗ですとか、知事、そのあたりについて、御自身がまず率先して県内で取り入れられたものの手法が選挙で使われ、選挙というか、選挙に向けて使われるということについて、どのように率直に感じておられるでしょうか。

<知事>

 そうですね、何もあれは専売特許でも何でもないので、昨年の知事選挙で、両陣営で行ったことですけども、ああいう手法を取ったことを見られて、今回の選挙でも、それぞれ取り入れようと思われたということなら、それはそれで私どもがやったことが決して間違ってはいなかったのかなというふうに思います。

 新しい生活様式の時代ですから、それからニューノーマルとも言われる時代、選挙のやり方もいろいろとそうやって新しいやり方が、一足飛びに物事は変わりませんが、少しずつ変わっていくのかなと、その今過程の中に我々はいるのじゃないかというふうに思います。

<記者>

 毎回お伺いしていると思うのですけども、高岡の市長選挙、3人出馬する意向を今のところ示しておられますけれども、知事のスタンスというか、改めてお伺いしてもよろしいですか。

 先ほど補佐官に任命された川西さんは、たしか高岡のスポーツユナイテッドというところで高岡市長選挙に名乗りを上げておられる3人のうちの1人と一緒に活動しておられるような方だと思うんですが、そのあたりは特に関係はないんでしょうか。

<知事>

 あ、そうなんですか。それはすみません、調査不足でした。と言っているように、全くそれは関係ありません。

<記者>

 御自身のスタンスは、すみません。

<知事>

 はい、これは富山市長選挙のときと同様、いずれの方に応援することも考えておりません。

<記者>

 ワクチンの件にちょっと戻りたいと思うのですけども、先ほど河野ワクチン接種担当大臣が東京大阪以外でも30の自治体で大規模接種の設置を検討していると。詳細などこの自治体かは明らかにされなかったそうですけども、そういったことをお話しされたそうです。富山県としては今改めてですけども、国のほうにどのように見解というか、示したとか、そういうものがあれば教えていただけないでしょうか。

<知事>

 5月14日にワンチーム(とやま)連携推進本部会議をウェブで行いました。そのときに、15の市町村長さん、皆さん御参加いただきまして、それぞれのお取組を伺って、国からの7月末に高齢者の接種の完了を言わば前倒しをするということに、各市町村、本当に一生懸命、真摯に取り組んでおられます。具体的に接種会場を増やされたり、あるいは担い手を増やすべく交渉されたりをしておられるところでございます。

 私は、この各市町村の頑張りの状態をしっかりと見極めていって、そんな中で県としてどう寄り添ってサポートできるか、例えば医療従事者を取りまとめて派遣することなど、まずはお役に立つことがあるというふうに思います。

 やはり接種の具体作業は市町村が担うということはこれまでの基本方針ですから、それで完遂されることが一番望ましい形だと思います。それができるようにサポートするのが県の務めだと思っております。

 ただ、これは先般ワンチーム(とやま連携推進本部会議)の後にも申し上げたことですが、その状況を見極めながらですね、一方で、県としてのそういう、大規模という言葉はちょっと正しいかどうか分かりませんが、集団接種会場、独自にやることによってサポートすることが必要と見極める段階になりましたら、そのようなことも判断をするときが来るかもしれません。

 ただ、第一義的には15市町村の接種体制をサポートする、これにまずは努めてまいりたいと思っています。

<記者>

 そういう意味では、今のところ、例えば県が持つリソースとよくおっしゃっていますけど、例えば、県(立)中(央病院)の先生とか、もしくは会場の検討とか、そういったものを進めていたりとか、現状として何か検討も実際には進めておられるのでしょうか。

<知事>

 頭の体操としてはもちろんやっております。

4 関連ファイルのダウンロード

【資料1】DX・働き方改革推進本部の設置について(PDF:148KB)

【資料2】「未来志向型官民連携」研修への職員派遣について(PDF:180KB)

【資料3】県内の新型コロナ感染状況について(PDF:161KB)

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所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課企画・報道担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3133

ファックス番号:076-444-3478

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