![]() |
その他の消費支出 (平成18〜20年平均)
「その他の消費支出」は、こづかい(使途不明)、交際費、仕送り金 及び諸雑費の4項目からなる。そのうち、世帯主や世帯員へのこづかい(使途不明)の1世帯当たり1か月間の支出金額は49,375円と高く全国1位であり、全国平均を大きく上回っている。また、贈答用金品や接待用支出、職場や地域などの諸会費である交際費の1世帯当たり1か月間の支出金額は28,956円で全国10位と高い(表8)。
これらには、1世帯当たりの有業人員が多い(1.49人、全国6位(「家計調査」(平成20年))ことや、勤労者世帯の1世帯当たり1か月間の実収入が非常に大きい(図6)ことが影響していると考えられる。
なお、諸雑費の内訳では、温泉・銭湯入浴料 全国1位(富山市6,210円、全国平均2,570円。品目分類による1世帯当たり年間の支出金額。以下同じ。)、パーマネント代 全国7位(富山市8,984円、全国平均6,439円)、乳液 全国1位(富山市3,179円、全国平均1,546円)、化粧水 全国8位(富山市6,189円、全国平均4,434円)、口紅 全国8位(富山市1,339円、全国平均951円)などが全国上位である。
表8 1世帯当たり1か月間のその他の消費支出
(二人以上の世帯、用途分類、平成18〜20年平均)
単位:円
こづかい
(使途不明)交際費 諸雑費 月平均額 順位 月平均額 順位 月平均額 順位 富山市 49,375 1 28,956 10 26,756 5 全 国 15,316 − 26,219 − 22,099 −
財・サービス区分でみた支出 (平成18〜20年平均)
財・サービス区分は、消費支出を財(商品)とサービスに分けて分類したもので、品目分類の結果から組み替え集計したものである(こづかい(使途不明)、贈与金、他の交際費 及び仕送り金を除く)。財(商品)はさらに、耐久財・半耐久財・非耐久財に区分され、耐久財は予想耐用年数が1年以上かつ比較的高額なもの、半耐久財は予想耐用年数は1年以上だが耐久財ほど高額ではないもの、非耐久財は予想耐用年数が1年未満のものという考え方による。
財(商品)への支出内訳をみると、耐久財の1世帯当たり年間の支出は289,690円で全国2位、財・サービス支出に占める割合でも8.7%で全国1位であり、全国平均を上回っている。1世帯当たりの住宅延面積が広い(富山県146.3u、全国1位:総務省「国勢調査」(平成17年))ことなどから、耐久財の購入が多いと考えられる。
一方、サービスについては、1世帯当たり年間の支出は1,291,747円で全国28位だが、財・サービス支出に占める割合は38.6%で全国46位と低くなっている(表9)。
表9 1世帯当たり年間の財・サービス区分別支出金額
単位:円 単位:%
(二人以上の世帯、平成18〜20年平均)
※財・サービス支出は、品目分類を再分類して集計しており、こづかい(使途不明)、贈与金、他の交際費及び仕送り金は含まれていない。
財・サービス支出
うち 耐久財
うち サービス金 額 順位 金 額 順位 金 額 順位 富山市 3,346,741 8 289,690 2 1,291,747 28 全 国 3,090,892 − 192,726 − 1,313,989 −
耐久財の
支出割合サービスの
支出割合割合 順位 割合 順位 8.7 1 38.6 46 6.2 − 42.5 −