1 生産指数(季節調整済指数)は98.9と前月に比べ▲0.5%となり、3ヵ月連続で低下した(図表)。
これは13業種中、化学工業、金属製品工業、繊維工業など7業種において低下したことによる。なお、上昇した業種は電気機械工業、汎用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業など6業種である。
業種別にみると、化学工業は医薬品などの減少により同▲10.3%で98.9となり、金属製品工業は
金属製建具などの減少により同▲7.2%で94.9となった。他方、電気機械工業は同14.9%の上昇で94.3となり、汎用・生産用・業務用機械工業はロボット・産業機械などの増加により同8.9%の上昇で109.8 となった。
また、前年同月比(原指数)は▲5.8%となり、3ヵ月連続で前年を下回った。なお、13業種中、平成27年基準の指数100を上回っている業種は、輸送機械工業(121.8)、汎用・生産用・業務用機械工業(109.8)など5業種となっている。
※ 主な業種別の動向は、「業種別の主な動向」に掲載(Word)
2 在庫指数(季節調整済指数)は108.5と前月に比べ0.4%の上昇となり、2ヵ月連続で上昇した(図表)。
これは13業種中、化学工業、汎用・生産用・業務用機械工業など5業種で上昇したことによる。なお、低下した業種は電気機械工業、食料品工業など7業種である。また、金属製品工業が横ばいとなった。
前年同月比(原指数)は3.7%の上昇となり、8ヵ月連続で前年を上回った。
|