1 生産指数(季節調整済指数)は108.3と前月に比べ▲0.8%となり、3ヵ月連続で低下した(図表)。
これは13業種中、はん用・生産用・業務用機械工業、金属製品工業、輸送機械工業など8業種において低下したことによる。なお、上昇した業種は化学工業、食料品工業、窯業・土石製品工業など4業種である。また、パルプ・紙・紙加工品工業が横ばいとなった。
業種別にみると、はん用・生産用・業務用機械工業はロボット・産業機械などの減少により同▲5.8%で127.4となり、金属製品工業は金属製建具などの減少により同▲8.7%で93.5となった。他方、化学工業は医薬品などの増加により同9.3%の上昇で229.6となり、食料品工業は同8.5%の上昇で106.8 となった。
また、前年同月比(原指数)は3.8%の上昇となり、2ヵ月ぶりに前年を上回った。 なお、13業種中、平成22年基準の指数100を上回っている業種は、化学工業(229.6)、はん用・生産用・業務用機械工業(127.4)など5業種となっている。
※ 主な業種別の動向は、「業種別の主な動向」(Word)
2 在庫指数(季節調整済指数)は138.3と前月に比べ▲0.6%となり、2ヵ月ぶりに低下した(図表)。
これは13業種中、化学工業、金属製品工業など8業種が低下したことによる。なお、上昇した業種は
パルプ・紙・紙加工品工業、はん用・生産用・業務用機械工業など5業種である。
前年同月比(原指数)は5.8%の上昇となり、14ヵ月連続で前年を上回った。
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