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平成12年平均富山県消費者物価指数(5市平均)は、平成7年を100とした総合指数で101.6となり、前年に比べ(−)0.1%と、4年ぶりに下落した。
これは、「住居」「光熱・水道」などが上昇したものの、「食料」が(−)1.9%、うち「生鮮食品」が(−)6.1%も下落したためである。とくに、食料のうち「穀類」については、コメが作状指数103の「やや良」だったことから(−)3.0%下落。また、「生鮮食品」についても、天候に恵まれ豊作だったことから「生鮮野菜」が(−)9.7%、「生鮮果物」が(−)8.5%となり、全体で(−)6.1%下落した。
なお、生鮮食品を除く総合指数は101.8となり、前年に比べ(+)0.2%の上昇となった。
近年の総合指数の動きを対前年上昇率でみると、平成7年は(+)0.6%と1%を下回る安定した動きとなり、8年は、工業製品や農水畜産物の下落に加え、サービスの上昇幅が縮小したことなどから(−)0.4%と昭和62年以来9年ぶりに下落となった。9年は、4月からの消費税率引き上げや、9月からの医療保険制度の改正(診察料の値上げ)などにより、(+)1.0%と、平成4年以来5年ぶりに1%を上回る上昇となった。10年は、天候不順による生鮮野菜の高騰、消費税率の引上げや医療保険制度改正の影響が残ったことにより(+)0.8%の上昇となった。11年は、前年に高騰した生鮮野菜が下落した一方で、「住居」、「被服及び履物」で上昇が見られたため、総合では平成元年以降で最も小さい(+)0.3%の上昇幅となった。
富 山 県 | 全 国 | ||||
年 月 | 指 数 | 対前年 上昇率(%) |
年 月 | 指 数 | 対前年 上昇率(%) |
平成元年 | 90.5 | 2.4 | 平成元年 | 90.7 | 2.3 |
2年 | 93.2 | 3.0 | 2年 | 93.5 | 3.1 |
3年 | 96.6 | 3.7 | 3年 | 96.5 | 3.3 |
4年 | 98.1 | 1.5 | 4年 | 98.1 | 1.6 |
5年 | 99.0 | 0.9 | 5年 | 99.4 | 1.3 |
6年 | 99.4 | 0.5 | 6年 | 100.1 | 0.7 |
7年 | 100.0 | 0.6 | 7年 | 100.0 | ▲0.1 |
8年 | 99.6 | ▲0.4 | 8年 | 101.1 | 0.1 |
9年 | 100.6 | 1.0 | 9年 | 101.9 | 1.8 |
10年 | 101.4 | 0.8 | 10年 | 102.5 | 0.6 |
11年 | 101.7 | 0.3 | 11年 | 102.2 | ▲0.3 |
12年 | 101.6 | ▲0.1 | 12年 | 101.5 | ▲0.7 |
富 山 県 | 全 国 | ||||
年 月 | 指 数 | 対前年 同月比(%) |
年 月 | 指 数 | 対前年 同月比(%) |
12年1月 | 101.3 | ▲0.5 | 12年1月 | 101.4 | ▲0.9 |
2月 | 101.4 | ▲0.1 | 2月 | 101.3 | ▲0.6 |
3月 | 101.6 | ▲0.1 | 3月 | 101.5 | ▲0.5 |
4月 | 102.0 | 0.2 | 4月 | 101.7 | ▲0.8 |
5月 | 102.0 | 0.4 | 5月 | 101.8 | ▲0.7 |
6月 | 101.5 | ▲0.2 | 6月 | 101.5 | ▲0.7 |
7月 | 101.3 | 0.1 | 7月 | 101.3 | ▲0.5 |
8月 | 101.6 | ▲0.1 | 8月 | 101.3 | ▲0.8 |
9月 | 101.8 | ▲0.3 | 9月 | 101.6 | ▲0.8 |
10月 | 101.6 | ▲0.1 | 10月 | 101.7 | ▲0.9 |
11月 | 101.3 | ▲0.2 | 11月 | 101.5 | ▲0.5 |
12月 | 101.3 | ▲0.5 | 12月 | 101.5 | ▲0.2 |
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