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平成25年6月号 2013.June |
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ゾウコンニャク
ゾウコンニャクは、東南アジアなどに自生するサトイモ科の植物です。当植物園でのゾウコンニャクの開花は13年ぶりです。中央のいびつな丸い形をしたものは付属体といわれるもので、その下に花序があります。花序は襟巻き状に広がる仏炎苞(ミズバショウの白い花びらの様な部分にあたります)によってとりまかれています。 ハエなどをおびき寄せて花粉を運んでもらうため、開花中は、肉の腐ったような悪臭を漂わせています。ゾウコンニャクは地下にある“塊茎”が象の足に似ているところから英名では“Elephant Yam(ゾウのイモ)”と呼ばれます。 (富山県中央植物園で撮影) 写真・文:富山県中央植物園 |