ページインデックス
  1. 富山県の水循環
  2. 森・川・大地・海
  3. とやまの名水
  4. 水にまつわる観光スポット
  5. 富山の水がおいしい理由
  6. 硬水と軟水
     



1.富山県の水循環  「富山県の水循環」
 (1)富山の水循環
 
 本県は、3,000m級の立山連峰から水深約1,000mの富山湾に至るまで、高低差約4,000mのダイナミックな地形となっており、本県だけでほぼ独立した水循環系を有しています。
 (2)雪のダム
   日本海沿岸は降雨・降雪が多い気候であり、特に本県は立山連峰をはじめとする山々の降雪量が非常に多いという特徴をもっています。
 立山連峰に積もった大量の雪は、“雪のダム”となり、真夏でも豊富で清冽な水を供給してくれる自然の大貯水池になっています。
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2.森・川・大地・海 「森・川・大地・海」
 (1)緑のダム
 
 本県は、人間の手が加わっていない原生的な植生区域の県土面積に占める割合が本州第1位にランクされ、県土全体として自然度が高いといえます。
 県土面積の2/3を占める森林は、雨や雪解け水を落葉落枝の堆積層にいったん蓄えて、浄化しながら次第に地中へしみ込ませていきます。県内に広がる森林もまた“緑のダム”として、おいしい水の源となっているのです。
 (2)川のダム
   降雨は、梅雨期(6~7月)や台風期(9~10月)に集中しますが、本県の河川は急流河川が多いため、大量の水が有効に利用されないまま海へ流出してしまいます。
 そのため、洪水調節や農業用水、水道用水の供給、水力発電などいくつもの役割を合わせ持つ多目的ダムを建設しています。これらの“川のダム”は、年間を通じて良質な水を安定して供給し、おいしい水を支えるために欠かせない基盤となっています。
 (3)大地のダム
 
 黒部川や常願寺川などの急流河川の流域には、全国でも珍しい複合扇状地が広がっています。
 それらの扇状地は、豊かな水に恵まれ水田として利用されており、水田率は96.0%(全国平均54.2%)と全国第1位を誇っています。
 これらの水田は、営農期に大量の水を湛えており、“大地のダム”として地下水を涵養しています。
 (4)海底湧水
   扇状地の下をゆっくり流れ下った地下水は、海岸線で湧水となるとともに、さらにその先の富山湾の海底からも湧き出しています。この海底湧水は、豊富な栄養分が含まれているため、「天然のいけす」と呼ばれる富山湾の豊かな生態系を支えています。
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3.富山の名水 「とやまの名水」 _「とやまの水スポット」
 環境省が昭和60年に選定した「名水百選」と平成20年に選定した「平成の名水百選」に、本県からはそれぞれ4か所ずつ、合わせて8か所の名水が選ばれました。これは熊本県と並び全国最多で、とやまの豊かで清らかな水環境を物語っています。
(1)名水百選(昭和60年選定)
  ①黒部川扇状地湧水群(くろべがわせんじょうちゆうすいぐん)
 黒部川扇状地の扇端には清澄な水に恵まれた湧水群が広がっており、黒部市生地(いくじ)の共同洗い場では現在も住民の生活水として利用されています。
 また、入善町の杉沢には国の天然記念物に指定されている沢スギが群生し、その根元では地下水が白砂を上げながら湧き出しています。
  ②穴の谷の霊水(あなんたんのれいすい)
   北アルプスの名峰・剣(つるぎ)岳(だけ)のふもと上市町黒川の、古くから修験道の霊場であった洞窟の奥から湧き出しています。汲み置いても腐りにくく、難病に不思議な効能がある、霊験あらたかな水として知られており、県内はもちろん全国から水を汲みに訪れる人が絶えません。
  ③立山玉殿の湧水(たてやまたまどののゆうすい)
   立山連峰の主峰・雄山(おやま)の直下、標高2,450mの室堂(むろどう)にある、富山県で最も高い場所に湧く名水です。立山黒部アルペンルートの立山トンネルの掘削中に湧出したもので、夏でも水温は2~5℃とキリリとする冷たさです。室堂ターミナル広場に設けられた水飲み場で登山客や観光客の喉を潤しています。
  ④瓜裂清水(うりわりしょうず)
   およそ600年前、浄土真宗の高僧・綽如(しゃくにょ)上人(しょうにん)がこの地で休息をとったおり、上人の馬の蹄(ひづめ)が陥没して、その跡から湧き出したと伝えられています。その水のあまりの冷たさに固い瓜までもが自然に裂けたことから、上人みずから“瓜裂(うりわり)”の名を授けられたと言われています。
   
平成の名水百選(平成20年)
  ①行田の沢清水(ぎょうでんのさわしみず)
 早月川扇状地の扇端部に位置する湧水地帯で、周辺は行田(ぎょうでん)公園として整備され、四季折々の草花が清水に映えています。特に、「花菖蒲(はなしょうぶ)園」には88種約4万株のハナショウブが植えられており、6月中頃の花の見ごろには、県内外からたくさんの方が来園し水と緑に親しむ憩いの場となっています。
  ②いたち川の水辺と清水(いたちがわのみずべとしみず)
   いたち川の川べりにある延命地蔵の御手洗(みたら)い水は、安政5年(1858年)の大地震の際、多くの土砂が辺りを覆い尽くし、多数の病人がでました。この時、お告げに従い、川から拾い上げた地蔵尊像を供養したところ、病に苦しむ人々が快方に向かったと伝えられており、以降、この地の湧水は「万病に効く水」として知られるようになりました。
  ③弓の清水(ゆみのしょうず)
   寿永2年(1183年)、平家軍と戦った木曽義仲が水を求めて大地に矢を放ったところ、そこから清水が湧き出たという伝説がある名水です。
 この清水は、県内外から多くの人が飲用水として汲みに訪れ、茶道の名水点(めいすいだて)にも利用されています。
  ④不動滝の霊水(ふどうだきのれいすい)
   天保(1830年頃)のころ、常永寺十八代住職が干ばつから村人を救った命の水と伝えられています。
 また、この一帯は多くの場所から水が湧き出ているため、古来から「竜神が棲む神秘の場所」と伝えられています。
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4.水にまつわる観光スポット「水にまつわる観光スポット」 「とやまの水スポット」
 本県には水にまつわる観光スポットが多数あります。自然の恵みを体感でき、心身ともに癒される場所が県内各所にありますので、お近くにお寄りの際には訪れてみてはいかがでしょうか。
 (1)杉沢の沢杉
 黒部川扇状地の海岸に近い地域で地下水の湧出する地域に発達していたスギの原生林で、国指定天然記念物に指定されています。
 (2)黒部峡谷
   黒部川上流にあり、中部山岳国立公園の中にある極めて大規模な峡谷で、日本三大渓谷の一つにあげられています。トロッコ電車からみる春の新緑や秋の紅葉など見どころが満載です。
 (3)大岩不動尊
   神亀(じんき)2年(725)行基(ぎょうき)が開いた真言密教の総本山日石寺にあり、本尊である大岩日石寺磨崖仏(まがいぶつ)は国指定重要文化財に指定されています。また、不動明王のまわりから湧き出る霊水は眼病に霊験があるといわれています。
 (4)立山黒部アルペンルート
   富山県と長野県にまたがる北アルプスを貫く山岳観光ルートで、中部山岳国立公園の中にあります。その中には、立山連峰をはじめ称名滝や雪の大谷、黒部ダムなど全国でも珍しい名所が多数あり、観光客で賑わっています。
 (5)庄川水記念公園
   庄川峡の観光拠点で、名物の大噴水は迫力満点。豊かな水と緑の景観を生かした遊歩道や水資料館や美術館など、地域の特色を生かした施設が多数あり、ゆったりとした空間の中でたっぷりと楽しむことができます。
 (6)宮島峡
   「小さなナイアガラ」と呼ばれる一の滝や二の滝、12体のビーナス像群など、伝説と緑と渓流美にあふれた癒しの空間です。
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5.富山の水がおいしい理由 「富山の水がおいしい理由」
 (1)富山の水のクオリティ
 本県の水は水質的にみてもおいしい条件を満たしています。
 (2)これは川ではない、滝だ
   本県を流下する河川は急流であるため、途中で汚染されることもなく、新陳代謝も活発で、常にきれいな状態を保っています。
 (3)日本の地質の見本
   本県の地下水は日本列島のひな型といえる恵まれた地質に磨き、育まれて、おいしくなっています。
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6.硬水と軟水 「硬水と軟水」
 (1)硬水と軟水
 
 とやま名水協議会に加盟する各社の水は軟水~中硬水に分類されます。
 (2)硬水軟水の使い分け
   軟水は、香りを大切にする食品に用いるとおいしく頂けます。また、肉料理には硬水を使うとアクが抜けて、いい味を出すことができます。
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