 ２ 総世帯のうち勤労者世帯の家計 |
（１） 実収入の概況
―実収入は、対前年比実質3.7％の減少（全国は0.3％の増加）−
平成18年の富山市総世帯のうち勤労者世帯（平均世帯人員2.80人、世帯主の平均年齢45.6歳）の実収入は、１世帯当たり１か月平均592,085円（全国平均476,159円）で、前年に比べ名目3.9％の減少（全国平均0.6％増加）、実質3.7％の減少（全国平均0.3％増加）となり、名目、実質とも４年連続の減少となった。
二人以上の世帯のうち勤労者世帯（平均世帯人員3.59人、世帯主の平均年齢47.6歳）の実収入は、１世帯当たり１か月平均708,519円（全国平均525,719円）で、前年に比べ、名目7.4％の増加（全国平均0.2％増加）、実質7.6％の増加（全国平均0.1％減少）となった(図５)。
また、二人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入を総世帯のうち勤労者世帯の実収入と比較すると、約1.2倍となった(図６)。
図５ 実収入額と対前年実質増減率の推移（富山市勤労者世帯）
図６ 実収入の内訳（勤労者世帯）
（２） 消費支出の概況
―消費支出は、対前年実質9.2％の減少（全国は4.3％の減少）−
平成18年の富山市総世帯のうち勤労者世帯の消費支出は、１世帯当たり１か月平均336,334円（全国平均285,057円）で、前年に比べ名目9.4％の減少（全国平均4.0％の減少）、実質9.2％の減少（全国平均4.3％の減少）となり、名目、実質とも２年連続の減少となった。
二人以上の世帯のうち勤労者世帯の消費支出は、１世帯当たり１か月平均400,201円（全国平均320,231円）で、前年に比べ名目0.9％の増加（全国平均2.8％の減少）、実質1.1％の増加（全国平均3.1％の減少）となり、名目、実質とも４年ぶりの増加となった（図７）。
図7 消費支出額と対前年実質増減率の推移（富山市勤労者世帯）
