統計情報ライブラリー/生活・環境家計調査報告書
全国からみた富山市の全世帯の特徴


 4 全国から見た富山市の全世帯の特徴 

  −1か月の消費支出4年連続全国1位−
 富山市の1世帯当たり1か月の消費支出を全国と比較すると、平成14年は380,018円で前年(378,274円)に比べ増加し、平成11年から4年連続全国1位となった。
 消費支出の内訳を、平成12年、13年、14年の3か年の平均値で全国と比べると、その他の消費支出(こづかい、仕送り金等)が全国を大きく上回っている。
 また全国の構成比を100として富山市の家計をみると、その他の消費支出の割合(こづかい、交際費、仕送り金など)だけが全国より高く、他の費目は相対的に少なくなって、すべて全国を下回っている。とりわけ、住居、教育、保健医療の割合が全国より大幅に低い。住居の割合が低いのは、持ち家率が高く地代家賃が少ないため、教育の割合が低く仕送り金の割合が高いのは、県外大学などへの遊学費用が仕送り金に分類され、教育費には含まれないためと考えられる。また、こづかいの割合が高いのは、1世帯当たりの有業人員が1.69人(全国1.47人)と多く、個人裁量のこづかいが多いことが理由としてあげられる。(図5−1、図5−2)

 図5−1 消費支出金額の内訳(12年、13年、14年平均)
                                  (*その他の消費支出を細分した)


         図5−2 消費支出の構成比の全国格差(12年、13年、14年平均)(全国=100)


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